雲のない青空の日
私は早く部活に来て、
音楽室の窓から差し込む光を見ていた。
「あ、もうこんな季節か・・・」
あの夢のような日から半年、
最高の恋をしてから半年がたっていた。
もう、宮村のバカ・・・
思い出しちゃうじゃんっ
あのとき、言ってくれたコトバ
「ピアノ、うまいな」
改めて、初めてうまいって言われた
「人間はみんな泣くから。堂々と泣けよ」
泣いた時そっと励ましてくれた
「信頼してるから」
「・・・ばかっ」
窓から注ぐ光のとこに座り、
目から大粒の涙をおとしてしまった。
温かい風が吹いた。
窓から桜の花びらがひらひらと入り、
ピアノと指揮台の上にそっと乗った
まるで、私にもっと泣けとあいつ言っているように