鳥万のもりもりキャベツ 蒲田日記❸
今週後半から来月の26日まで仕事が忙しく健康面が心配。また疲れをため込むと事故にもつながることもある。
暴飲暴食に陥る危険もはらんでいるしともかく休みはちゃんととることにした。
土曜日はそれで蒲田の黒湯温泉に行ったのだ。
蒲田はだいたいどこでも黒湯が沸いている。
ずっと効能はたいしたことはないと思い込んでいた。
でも今年になって黒湯の効能を感じるようになり健康管理は黒湯温泉にたよることになった。
黒湯の成分が皮膚からしみこみ身体によい効果があるのだろう。
そしてサウナで汗を絞り水風呂に入るということとあわせると効果は強まると土曜日は身体で感じていた。
サウナにデトックス効果はあるのかないのか?
もしもないとしてもサウナと水風呂を繰り返すことで僕は元気になっていくのを感じることができるのだ。
もっと入っていたかったのだけれども土曜日の鳥万は16時開店前に並ばないと座れない可能性もある。
そこで16時少し前に間に合うように温泉を出た。
鳥万の従業員は言う。
「開店と同時に1階から4階まで満席となる」
たしかに。
でも自分はたまたま仕事で平日の鳥万に行ったのだが平日はそんなことはなく僕が好きな2階はガラガラだった。
やはり土日の休みに鳥万に行こうというファンが多いのだろう。
メニューの多さは蒲田随一。
なぜ僕は鳥万にこだわるのだろうか?
それを話すと長くなるのでひとつだけ言うのなら、
この豊富なメニューの中からまだ食べていないものをチョイスして老舗の味を検証しよかったものは自宅でまねしてみると
いうダブルの楽しみがあるからだ。
やはり半世紀以上続いているのでここでしか味わえないという素晴らしい品々があるのだ。
もちろん筆頭はお店もお客も一致するのだけれども「鶏のから揚げ500円」である。
でも鶏のから揚げ以外にも素晴らしい料理があるのである。
まあ、正直に言えばこの値段でこの味ならもう次は注文はないだろうというようなものもある。
それと何度も何度も同じことを書いてしまって恐縮ではあるが、僕が船橋でよく利用する元祖参佰宴船橋仲通り店という
なんでも300円の居酒屋があるのだけれどもそこと比較して魚介類については参佰宴のほうがすごいということが
できる。
鳥万の刺身はその日に市場でちゃんと目利きをして買い付けた良質で鮮度のよいもの。
だから刺身も人気なのだけれども参佰宴にはかなわない。
つまり魚介類をのぞいたメニューから僕はまだ食べていないものを選び楽しむと同時に研究しているのである。
ラーメン二郎にルールがあるように鳥万二階にはルールがある。
まずカウンタ―席についてはご常連が座る席があるのでそこを避けて座るべし。
最近は常連の席に座らないように開店前から常連が飲むホッピーが置かれているので間違うことはない。
席に座ったらベテランのMさんと女子大生のAちゃんが二手に分かれてドリンクのオーダーをとりにくるので
自分からは申告しない。
すべてのお客のドリンクのオーダーが通ってからフードメニューからのオーダーとなる。
MさんやAちゃんに伝票を渡して告げればいい。
やきとりは4本からなので4本以上を注文しタレか塩を告げる。
あとは特にルールはない。
この日のサービス(200円)
サービスは日替わりでその日に完売すると別のサービスにかわりひとり一回までオーダーできる。
この日はわらさの揚げ煮。
お酒のアテになる味付けにしてなかなかボリュームもあるのでお得だ。
これが名物の鶏のから揚げ(500円)
どんな代物なのか書けば長くなるので割愛(笑)
黒ホッピーセットとなかおかわりのあとはバイスサワーセット。
いつもはここまで飲まないのだけれどもたまさか飲んだ。
さあまだ注文したことがないもりもりキャベツ320円だ!!!!
さっき船橋の店のことを書いたけど、あそこの野菜メニューは注文しない。
僕は埼玉県の狭山市に住んでいて農家さんの直売や農産物直売所が多く新鮮でいい野菜を食べている。
船橋の店の野菜は自分の口にはあわなかった。
ところが東京の蒲田なのに鳥万の野菜はすごくいいのだ!!!
それで「サラダ」からはもりもりキャベツ以外全部を食べた。
どれもとてもよくて自宅でつくるサラダは全部鳥万をまねしている。
もりもりキャベツだけ注文していなかったのはたかがキャベツが320円でそれに130円足すとあの鶏のから揚げが
食べられると思った・・・つまりコスパがわるいと思ったからだ。
たぶんたっぷりのキャベツに塩昆布でもついてくるのだろうと思った。
そんな料理は自宅でもできるわけでわざわざお店でたべずとも・・・・・
でもサラダ全品を制覇したいということでこの日はもりもりキャベツをお願いした。
ごわあ~~~
なんじゃこりゃ??
ふいをつかれた!!!
ポテチかよ!!!
食べてみると実にうまかった。
お酒もぐいぐい進む。
ポテトチップスの海苔塩を粉々にしてマヨネーズ味で食べるキャベツだ。
もちろん量もたっぷりある。
最後はまだ食べていなかった塩らっきょう(280円)
これも身体にはいいけどコスパは・・・・・
さて僕はホッピーセットとバイスサワーセットおのおの中おかわりで泥酔状態一歩手前。
ふらふらしながら帰路についた。
ところがあまりにも飲みすぎで眠ってしまうのでとんでもないところで目が覚め引き返したりで何時間もかかって
帰宅した。
鳥万で飲んだあとに〆のラーメンはやめるときめていたのでそれはやらなかったけど酔っぱらっていて理性がはたらかず
大井町の牛八で牛丼を食べたのだ。
そのあたりはまだよかったが、強い焼酎がきいてきたのかそのあとはもう乗り過ごしばかりでだんだんイライラもして
しまった。
翌日は大いに反省した。
そして自分のアルコール摂取量の限界は鳥万で言えば今回の飲んだ分から焼酎のなかおかわりを一回分やめた量とわかった。
だから鳥万では次のようなお酒の注文がよいと思う。
*ビール大瓶
*ホッピーセットとなかおかわり
これでものたりないのなら普通にサワー一杯かワイングラス一杯とかその程度ならまだ自分を見失うことはないだろう。
もう若くないのだから自分が飲める量を知りそれよりも飲まないということに決めた。
自宅でさっそくもりもりキャベツをまねしてみた。
手でぐちゃぐちゃっとやれば粉々になった。
食べてみたら鳥万とは違っていた。
全然鳥万のほうが美味しかった。
鳥万はもっとポテトチップスとマヨネーズを使っているとわかった。
それとキャベツの千切りももっと幅を広くしたほうがこの料理にはあうということがわかった。
やっぱりプロがやることは簡単にはまねできないものだ!!!
これで僕の料理のレパートリーがひとつ増えたね。
鳥万、ありがとう!!!!!