写真で綴る蒲田日記❸ 鳥万本店
今日移動中の電車の中で「鳥万」を検索していた。
このブログはまったく検索にかかっていなかった。
では「鳥万 アメブロ」ではどうだろうか?
それでググってみたのだけれどもこのブログはヒットしなかった。
こんなに鳥万のことを書いているのにネットでは全然検索にあがらないのだ(笑)
つまりそれほど鳥万は多くの人に愛され多くの人がアップしている大衆酒場だということが言える。
讃岐うどんを食べて少しだけ時間があったので東口を歩いてみた。
いろいろ写真を撮ったのだけれども、先週はオープンしていなかったここ、オープンしていた。
注目の家系だ。
呑川を渡る。
ゆーシティーの開店時間前に来たのは初めてのこと。
ところでちょっとした情報を。
東京都の銭湯回数券で僕はゆ―シティーに行っていた。
回数券なのだから安く入れると思って疑わなかったからだ。
ところがゆーシティーには入浴とサウナセット800円という料金設定があるのでそちらのほうがお得ということが
わかった。
それをその入浴セットを券売機で購入するのではなくPayPayで購入するとゆーシティーのクーポンが付くということも
わかったのだ。
う~~ん、ずっと回数券を使いサウナ券を現金で買っていた僕は損をしていたということになるね。
受付の人に確認するとやはり入浴セットで買ったほうが回数券を使うより安いということだった(笑)
自分は東京都の銭湯は浅草のアクアプレイス旭とゆーシティーくらいしかいかないので6月から販売される回数券を
買うのかどうかは迷うところだ。
ゆーシティーでは黒湯露天風呂、サウナ、水風呂と繰り返し、脱衣場にバスタオルをもっていき椅子に敷き独検の参考書を
読んだ。
脱衣場では20分~30分くらい眠った。
参考書を読んでいると眠くなり自然と眠るのだ。
頭を前方にぐっとつきだしまた戻り、またぐっとつきだしとくりかえしながら眠った。
目が覚めるとまた黒湯、サウナ、水風呂とくりかえし、脱衣場。
参考書にボールペンでチェックをいれつつ・・・そしてまた眠る。
するともう鳥万に行く時間となった。
15時45分に鳥万に行った。
自分は4番手だった。
4番手ならお目当ての2階カウンタ―席には着実に座れる。
数分するとものすごい行列ができた。
ずっと遠くのほうまで行列はのびていた。
16時開店の鳥万なのだが、開店前にラーメン屋よりも長い行列ができるというのは異例だと思う。
しかもここは1階から4階まであり200名ちかく入れるのだ。
それでも行列の最後のほうの人たちは鳥万には入れないといった人気なのである。
テレビで放送されたからとかそういったことを言う人もいるのだけれども僕はそうでもないと思っているのだ。
僕を含めてやはり昭和の時代にタイムスリップしてそこに自分の空間と時間を得たいという令和難民がいるのではないかと??
ここはクレジットカードも使えないと思うし、BGMもない。
タッチパネルなんてものはあるはずもないし。
マニュアル通りのアルバイト敬語なんて使ったらみんなが驚くだろうし。
こんな値段でこんなものを出して大丈夫っていうような採算無視のメニューがあったり。
いつ来てもいつまでもずっと勤めている従業員がいて、もう鳥万の人になっている。
そして30年、40年とずっと通う人達が親戚みたいな感じになっていて、毎日顔をあわせているのだ。
こんな大衆酒場が東京のどこにあるだろうか???
老舗と言われる大衆的な酒場なり居酒屋だって30年、40年前に働いていた兄さんや姉さんの姿をみかけないと
いうこともある。
それに30年前、40年前と値段もかわっていたり質も落ちていたり、やっぱり時代とともにかわっている。
でも鳥万は僕が30年ほど前に行ったときからたぶんなにもかわっていないのだ(笑)
なんでもかえてしまう。
なんでも壊してしまって新しくする。(再開発など)
それが今の日本ではないだろうか。
ヨーロッパのようになるだけ変えない、壊さない、壊れたとしても壊れる前の状態にもどしていくという文化とは違うのだ。
僕はたぶん、鳥万がかたくなにまもり続けているもの、結果、継承している庶民食文化、地域の文化というものが
たまらなくcomfortableなのだと思った。
白ホッピーセット。
この日のボードメニュー。
ふむふむ・・・・にしん焼あるね。
にしん焼は通常なしということが多い。
この日はあるわけだ。
ドリンクのオーダーが終わると次々とフードのオーダーが伝えられる。
半数以上が「鶏のから揚げ」を注文していた。
ここの一番人気である。
自分も前回と前々回と鶏のから揚げを食べていなかったのでお願いした。
鶏の半身揚げとかテレビで見ることがあるけど、それに匹敵するほどのものすごいボリュームだ。
そしてここのすごいところはこれだけ注文が入るのにちゃんと油をかえていることなのだ。
油が茶色くなってもまだ揚げるというのが普通だろうけれどもここは油をかえている。
毎回、毎回、油をかえているということがわかる。
今、油は高いのだけれどもあたらしい油で揚げ物をするというのはかなりのこだわりだと思う。
にしんがあるということでにしん焼き380円。
ものすごい大きさだ。
火がつよかったのか若干焦げ気味だ。
でも頭も骨も食べられるように焼いてくれたのかもしれない。
絶賛したいところなのだけれども、前回も僕は辛口のコメントだった。
大昔に増田泉という作曲家、演奏家の友人がにしんと唐揚げがうまい居酒屋があるからと高田馬場の清龍という居酒屋チェーンに
案内してくれたことがあった。
もちろんにしんと唐揚げを注文しお酒も酒造しているということで御願いした。
そのときのにしん焼きと比べるとビッグサイズは甲乙つけがたいものの、ふわっとした身のよさというものは清龍より劣ると
思った。
今回も高田馬場で食べたにしんより劣ると感じた。
でも・・・・その後、池袋とか吉祥寺とかいろいろ清龍でにしんを食べることがあったのだけれども、かなり残念な印象だった。
やっぱり居酒屋チェーンは居酒屋チェーンなのだなあとね。
唐揚げについても全然昔とはちがいボリュームは減った。
自分はもともとチェーン店というのはそういったものだと思っているしやはり安定した味、それとずっとかわらない安心感を
求めるのだ。
さあ、話しを戻そう。
鳥万は蒲田随一のメニューの多さ。
40年、50年と通う常連でもすべてを食べたという人はいないのではないだろうか???
自分は料理が趣味なので鳥万に行くとまだいただいていないところからチョイスしてみるのだ。
がっかりすることもあるし、これはぜひぜひまねして自分のレパートリーにしようというものがある。
今回はチーズ揚げ350円。
いったいどんなものなのか??
チーズをそのまま素揚げにするわけないし、衣でもつけて揚げたのか??
白ホッピーのなかおかわり。
こんなに!!!
だって、唐揚げとにしんと食べても食べても残ってしまうし。
だからなかおかわりしたのだ。
これがチーズ揚げだ!!!!
この野郎~~~
これ、見た感じ、春巻きの皮にチーズを包み、衣までつけて揚げたって感じじゃないか!!!
この野郎~~~ やるじゃんか!!!
パリパリの香ばしい皮ととろ~~~りとしたチーズ。
これがビールやサワーにあわないはずない!!!
さて、鳥万日記なんだけど、今日はもう少し書こう!!!
実は16時にいくといつもいた女子大生のAちゃんがいなかったのだ。
GWだしと思った。
それともしかしたらやめちゃったんではと。
鳥万には30年ちかくかよっているので二階のおばちゃんたちはうっすらなのだけれども憶えてはいる。
昔からかわっていないから。
でも僕が勝手に「平野レミ」風と思っているベテランのおばちゃんは20年前にはいなかった???なんて
思っているのだけれども。
あるときから、ええ、こんなところにこんな若い女の子が働いているんだ??って思ったのだ。
それが2階のAちゃんだ。
この日はいなかったからなんとなくテンションがさがっていた。
でも彼女は4階で働いていて交代のなじみのおばちゃんが2階にきたあたりで3階にいた女性スタッフとかわったのだった。
おお!! いつもとかわらないAちゃんが2階に登場し雰囲気もがらっとかわった!!!
やっぱ若いし若いお客さんたちに人気だ。
みんな顔なじみで笑顔でいろいろ話しをしている。
テキパキと仕事をして鳥万をしきっていると思うほどよくやっている。
自分も明るくなってしまいバイスサワーセット(笑)
いつになく鳥万に酔い、いつになく飲んでしまった。
2階ではよくみかける風景なのだけれども女子会が多いのだ。
Aちゃんが来るまで6名くらいでワイワイ女子会をやっていて、その笑い声とか、とてもここちよかった。
平野レミさん風のベテランのお姉さんが、
「もう増えないでしょうね」
なんて露骨に女子会のメンバーに言っていたり、ほんとなにもかもひっくるめて、鳥万に酔った土曜日だった。
(鳥万を出ても数名が並んでいる。数名が座れる席があくのを待っているのだ。開店時からずっと行列がたえない大衆
酒場)