写真で綴る蒲田日記❶ 蒲田へ向かう
私は新劇の世界で芝居の写真や動画を撮る仕事をしている。
法人として仕事をしているのだけれども事務所があるわけでもなくスタッフもいない。
「どんなお仕事をされているんですか」
そう聞かれいろいろ説明するのを省略するのだ。
「カメラマンです。芝居を撮っています」
もともとは写真ではなくビデオだった。
基本を学ぶためにもテレビ番組のロケ仕事をしたり、テレビ局でのVPの編集を見学したり編集に必要な準備の作業などを
していた。
でもその頃にすでに演劇の舞台を撮影する仕事も法人として受けていた。
テレビでの修行が終わって自分は演劇や音楽のビデオ撮影を主として働くなか、だんだんと新劇の仕事が増えていった。
そして舞台写真は自分とは別にカメラマンがいて撮影していた。
自分はカメラ（写真機）が好きで学生時代から風景やスナップ写真を撮っていた。
あと少しではあるけど写真の仕事もしたことがあった。
だんだんと自分でも新劇の舞台を撮るようになり今は写真の仕事が多くなった。
この業界では写真と動画とどちらも撮影ということで異色な存在なのかもしれない。
景気がいいときには番組制作の仕事や文化庁事業など大きな仕事があったので自分で言うのもなんだけど
高収入だったと思う。
でも景気も悪くなったし大きな仕事もなくなったところにコロナ感染で仕事がゼロになった。
法人なので持続化給付金なり助成金なりで生き延びることはできた。
コロナが五類となり劇場にお客さんがもどってくるようになりだんだんと仕事も増えてきている。
ただこの世界はコロナの打撃が大きすぎた。
頑張っているのだけれどもなかなかきびしい状況が続いている。
そんな僕にとって週に一日だけの休みはとても重要なのだ。
ＧＷだからと休みにすることなどできない・・・・つまりそんな余裕がもてない収入である。
週一なので一週間の疲れをとるということが一番であり、必然的に「たちより温泉」がなくてはならない休みに
なるのである。
もしも週に一日の休みに友人と一杯やって終りということになると一週間分の疲れをためこんだまま次の週という
ことになってしまう。
だから市川の「法典の湯」か蒲田の「ゆーシティー」でゆっくりすることがメインなのである。
でも蒲田のゆーシティーの場合はなかなか長い時間の入浴になっていなかった。
そこで昨日はゆ―シティーにいる時間を最大限にしようとゆーシティー開店１１時をめざして休みの計画をたてた。
そんな僕の貴重な一日だけの休みを綴ろう。
僕と一緒に蒲田まで小さな旅・・・・行ってみませんか。
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９時２７分。新宿。
西武新宿駅からJR新宿駅まで歩く。
おいおい！！ いきなり料理の写真？？
実はダイエット中。
朝は野菜補給ということで蒸しキャベツ。蒸しキャベツだけではひもじいのでソーセージを添えて。
キャベツはオリーブオイル、塩、ブラックペッパー、パルミジャーノ・レッジャーノ。
これだけなのでお腹は減っている。
ムムムム！！！！ ３９０円！！！
改札に入る前にあるカレー屋だ。
プレーンカレー！！！喰いてえ～～～！！！
でもせっかく蒲田まで行くのだからと改札へと進む。
ええ？？ いつのまにやら街ができていた！！！
ラーメン屋まである！！！ 朝ラーだ！！！
成城石井もある。
ベーカリーもあった。
東京はいつのまにかガラっとかわるのだなあ～～～
品川駅乗り換え。
山手線からホームへと。
おお！！！ 常盤軒ではないか！！！
ここ数年、たちぐいそば最古参、古参、連鎖するかのように廃業となった。
常盤軒は経営はかわったもののかなり古くからつづいている駅そばだ！！！
名物の「品川丼」も残っている。
かつては品川駅に何軒もあった常盤軒。
次々と閉店。
でもここはまだ頑張っている。
衝動的にはいりたくなった。
でも蒲田はもうすぐだ。
京浜東北線に乗り換えた。
１０時６分大船行に乗る。
１０時１８分。蒲田駅改札。
西口へ。
１０時２１分。工学院通り商店街。
ごわあ～～～！！！
らーめん吟太が朝のこの時間に営業していた！！
月曜定休日で火から日まで朝１０時オープンで夜は１１時まで。
ライス無料。
資本系だけれどもまずまずといういう家系ラーメンだ。
みなさん朝からラーメン食べていた。
ここでいいじゃないか！！！
でも我慢。
お目当ての店はすぐそばなのだ！！