「法典の湯」
(引き続き晦日の日記であります。)
12時半に入館。
思ったよりも混雑していなかった。
お昼ご飯の時間だからかな。
師走は撮影ラッシュがあり、その他いろいろあって
心身ともに疲れとうとうダウンしてしまった日もあった。
体調はあまりよくなかった。
混雑していようがともかく法典の湯で疲れをとらないと
やっかいなことになりそうだ。
こういったときに口の中に血のかたまりができるのである。
今年は一度もそのかたまりができていなかったのに
小さいものができてしまった。


よもぎスチームサウナと源泉かけ流し湯だけに入り午後3時くらいになったのだが、どんどん人は増えとんでもない状態となった。
疲れをとるには副交感神経が働くということも重要である。
こんなに混雑していてはリラックスできない。
源泉かけ流し湯に足を縮めて入っていてもたくさんのお客さんが
出ていったり入ってきたりとしているので落ち着かない。
いつもは椅子に座って軽い睡眠もとっているのだがその椅子も
空かない。


マナーがわからない人もいた。
普段はそんなアナウンスはないのだが濡れたまま脱衣所に
いかないでください、タオルを持って浴場に入ってくださいといったアナウンスが流れた。
法典の湯を出ようとロッカーまで行ったのだが、
お隣のロッカーを利用している若い人は濡れたままであった。
そしてロッカーからバスタオルをとりだし身体をふいていた。
なるほど!!! 最近の若い人たちはタオルを使わず手で
身体をなでるようにして洗っている。
つまり自宅でやっているように濡れた身体で出てきて
バスタオルでふいたというわけだ。
僕たち昭和30年世代は子供の頃に家に風呂がなかった。
銭湯で公衆道徳を学んだのである。
お風呂がある家で暮らすようになってからも
一度だけ銭湯に行ったことがあった。
自分は小学4年もしくは5年だった。
ある日、みんなで武蔵関(西武新宿線)の銭湯に行こうと
いうことで7~8名で行った。
子供なのではしゃいだのだが、大人から大きな声で
叱られた。
銭湯ではしゃいではいけないのだと初めてわかったのである。
法典の湯ではタオルを持って
入浴しタオルで身体をふいてから脱衣場に行ってくださいという
アナウンス。
脱衣場が水で濡れてしまって他の人の迷惑になるという
ことがわからないのだネ。
ところで話しは変わり、
法典の湯の混雑を喜ばないとならないと思った。
この13年間、自分は法典の湯で健康管理をしている。
法典の湯がなくなってしまうと路頭に迷うような
ものだ。
年末年始の書き入れ時に混雑してくれなくては。
そして法典の湯にはオープン当初から働いている
スタッフのみなさん。
散髪屋の理容師さんもオープンして半年後に
法典の湯で働きはじめたときいたことがある。
自分はその理容師さんに13年間散髪をしてもらっている。
それと同じくオープンから、そしてオープン当初から
のパートさんたちも結婚、出産、そして子供が成人しと
ずっと働いておられる。
スタッフのみなさんのご尽力にも感謝である。
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「サンキュー本町店」
西船橋で乗り換えるときに自分は立ち止まり考えていた。
総武線で新宿方面に向かうか、逆方向である船橋へ行くか。
大久保の桂香も考えたのだけれども、誰とも会わず、
頭を空っぽにしたかった。
船橋で軽く飲んで帰宅することにした。


缶ビール片手にふらふら歩いて、久しぶりにサンキュー本町店に入った。
肝臓をいたわり鶏レバー串を3本注文と決めていた。
トイレがあるほうのカウンター席のほうに案内
されたのでいつもの奥から2番目に座ろうと思ったのだが「予約席」であった。
しかたなく真ん中に座った。

 

 


バイスサワー290円を注文。
濃い目はできるかときくと別料金になるそうだ。
なので濃い目なしで。
鶏レバー3本だけでお店を出る予定だったのでメニューを見たのだが。

 

 

 

 

 

 

「あれ?? こんなの前からあったっけ」

 

 


白レバーというのがある。

値段は一緒であるときのみ注文可とある。

白レバーありますかと言うとOKであった。

タレでお願いした。

 

 

 

白レバーと言われてみないとわからないという感じ。
白レバーはなかなかとれないそうで、あるとき
いきつけの焼き鳥屋のマスターから特別に出して
もらったことがあったけれどもフォアグラよりもうまいと思った。
サンキュー本町店の白レバーは1本100円である。
東京でやきとり一本100円でたべようとしてもなかなかみつからない。
見つかったとしてもたいしたやきとりではないことのほうが多かった。
それを考えると白レバー100円はお値打ちだネ。
次回も白レバーにしよう。

 

 

 

 

サンキュー本町店は久しぶりだったけれども、
メニューは簡素化されていた。
以前あったいろいろなものがメニュー落ちしていた。

最後にサンキュー本町店について話しを続けたい。
自分は駅近くの「ありがとう」
や津田沼や東船橋などにある「ありがとう」には
行かずにもっぱらサンキュー本町店であるが、
その理由のひとつは、
お店の雰囲気である。
自分はビルの中の一室というのがあまり好きではない。
北藤商店街の焼き鳥屋さんに行っているのも
味よりも雰囲気重視なのである。
焼き台から立ち昇る白い煙が道路へと流れていくのを見ながら飲む。
ビニールシートだけの屋台村風のお店。
夏は暑いし冬は寒い。
そういった季節を感じることができる店が好きなのである。
店の前を行き来する人たちから女将や常連に声がかかったり、
地域の温かさを感じさせる店が好きだ。
たとえば新橋のオヤヂビルとかニュー新橋ビルとか、
昭和の風情がありああいった世界に入り込むと迷宮に入っていくか
のように二度と出てこれない気もする。
しかし自分は日光を遮断された狭い空間で飲むのをあまり好まない。
サンキュー本町店に行くのもそういった理由からである。
第二の理由は駅から離れていること。
自分は騒がしいところが嫌いなのだ。
人通りもまばらとなった静かなエリアで飲みたい。
第三はここの店舗に若干であるが愛着があるからである。
いろいろなお店が入れ替わったようだが、2005年に僕が
ラーメン食べ歩きをしていた頃、ここは龍弦という味噌ラーメン
専門店であった。とくに気に行っていたラーメン店という
わけではないけれども店舗は全面的に改装されずに残って
くれたので昔を懐かしむ気持ちも働くのかもしれない。
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「美食坊広東@濃厚胡麻タンタン面780円」
サンキュー本町店を出た。
さてどうしたものか。
船橋から他の町に移動しラーメンでも食べようか。
交通費も馬鹿にならないからなあ。
やっぱり船橋で飲んだのなら船橋で〆よう。
できればまだ行ったことのない店がいい。
そう思っていたのに、
美食坊広東に行きたくなった。
2006年に美食坊で担々麺を食べたことが契機となり
よく行くようになった。
海老玉子炒めが美味しかったので間隔をおきながら
味の変遷を記録していった。
ここのところはご無沙汰していた。
船橋の担々麺については僕と担々麺専門のサイトを
開設されている「so tasty 担々麺」の戸台さんが
多くの店を記録してきた。
美食坊にも何度か戸台さんは足を運び記録を残している。
昨晩は担々麺が食べたかったのでその後の美食坊を
見るためにも行ってみた。
このお店はマスターが何度も変わった。
2006年に行ったときには大繁盛していたのだが
おひとりで切り盛りしていた。
なのでランチタイムなどマスターの動きはビデオの
早回しのようであった。
高く昇る火柱。
ともかくものすごい火力でスピーディーに調理しており、
1分程度で完成させるほどとんでもない早技を披露していた。
どうしてあんなに繁盛していたのか今となってはさぐるのも難しい。
その後、チョウさんという少しふくよかな感じのマスターに
かわったという記憶である。チョウさんにかわるとそれほど
お店は混雑しなくなったのだがチョウさんの腕前には惚れ込んだナルナルである。
その後、チョウさんは東魁樓本館に行き腕を振るった。
次にかわったマスターは短かったと思う。
お店は寂しくなった。
そして現在のマスターにかわったのではなかったろうか。
現在のマスターは6年目ということである。
こんな風にマスターがかわっていったわけだが、
その度に担々麺もかわっていった。
話しがややこしくなってしまうけれども、
昨日の自分は濃厚胡麻タンタン面をまだ食べていないと思いこんでいた。
実は昨年食べていたのである。
それを忘れたまま、自分がやはり記録を残さなければなあと
思い美食坊の暖簾をくぐったのであった。

 

 

 


まあごたごた書くのはこのくらいで終わりにし、
濃厚胡麻タンタン面のレポに進もう。

 

 

 


飲み物はホッピーセットにした。
350円と激安。しかもこんなに大きなグラスに焼酎もたっぷり。

 

 

 

 


タンタン面は激辛にしてもらった。
前回はいつのまにやら炒めた挽肉ができたのかと書いている
のだが、挽肉炒めは作りおきであることが今回わかった。
たまたまマスターが下のほうから挽肉炒めをとりだして
盛り付けているのを見たからだ。
あとは仕上がりにラー油をかけていた。
短時間で出来上がった。
まず辛味についてだけれどもどうやらラー油だけのようなので
これはダメだと思った。
それと一番がっかりしたのはもやしだった。
これまで担々麺を食べ歩いてきてもやしや炒めた野菜が
のっている担々麺で絶品と言えるものはなかったからだ。

 

 


スープをまずは飲んでみた。
濃厚と言っているけれども濃厚と言えるほどではなく
よい塩梅という練りゴマの濃度だ。
練りゴマをたくさん使いすぎドロドロとした感じの担々麺は
ベースとなっているスープの味もわからなくなるし、
辛味もひきたたないのであまり好かない。
なので練りゴマの使い方はとてもセンスがよいと感じた。
そしてベースとなっているスープの味のよさがしみじみと
伝わってくるのである。
担々麺が美味しいのはベースとなっているスープの良し悪し
による。いくら山椒や唐辛子など辛味にこだわりがあっても
ベースとなっているスープがよくないと感動できないと思う。
辛さが主役なのではなくやはりベースとなっているスープが主役なのだと思う。

 

 

 


そして麺。
美食坊は四川料理屋でもないわけで他の麺類に使っている
麺を担々麺にも使っているはずだ。
それにしてもこだわりがまったくないがっかりするような麺である。
担々麺にはもっと細くてしなやかな麺がほしい。
あるいは中国の小麦粉を使った中国面であってもらいたい。
もしくはピラピラとした平打ちタイプの麺もひきたつ。
いろいろある中に担々麺もあるので他の麺料理に使って
いる麺をつかった。いかにもそういった担々麺には
別にこだわりはないという麺である。
たしかにそうなのだけれども、ゆで加減が実によいのだ。
こだわりのない麺かもしれないが、マスターのゆで加減、
麺をとりだすタイミングはたぐいまれなるなんていう
大げさな表現をとりたくなるほどであった。
山椒も感じなかったし、干しエビも使っていないようであった。
挽肉も甜麺醤の色が濃くでておらず・・・
もしかすると甜麺醤を使っていないのかもしれなかった。
でもまた食べたいという美味しい担々麺であった。

 

 


ああ、よかった、ほんとに。

 

 

 


ホッピーの中をおかわりし僕はすっかり出来上がった。
酔っぱらって常連さんと少しだけ話しをした(笑)
僕よりも年齢は少し上のご常連さんたちであった。
そしてすごい話しをきくことができたのである。

美食坊広東があるこちらの店舗はその昔どさん子ラーメン
だったという情報である(笑)

昭和40年代、どさん子ラーメンのブームがありましたネ。

仮でどさん子という表記にしてみたけれども、
どさん娘だったのか、それ以外の店であったのか、
そこらへんはまた確認してみようと思っている。

昨晩は自分の勘違いですでに昨年いただいていた濃厚
胡麻タンタン面をはじめて食べたと思いこんでいた。
しかし美食坊が戻ってきたという素敵な感覚をもつことができた。
2006年からよく通っていた店だけに、また通っても
いいなあと思ったのである。
メニューは豊富だしアルコールドリンク類も安い。
混雑していないしゆっくりくつろぎながら飲める。
常連さんたちは焼酎のボトルをキープしているようであった。

(あいかわらずここは安い しかもこの値段でご飯おかわり無料だって(笑))

 

 

 

(現在のマスター)
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<後記>
狭山市駅の麺工房
https://ameblo.jp/ratabi/entry-12428965137.html
で買ったそば(700円)をさきほど母と食べた。

(たぶん10割そばであろう)

 

 

 


年越しそばだ(^.^)

 

 

 


母は美味しいと言った。
母はなかなか美味しいと言わないのだけれども
美味しいと言ったのだからかなりのレベルということになろうか。
打ち粉に加工デンプンを使っていることが多いが
どうも麺工房は使っていない感じだ。
加工デンプンは「デンプン」という響きからなんとなく
安全な感じがするけれども食品添加物の中でも
きわめて危険な添加物なのである。
というのも加工デンプンは数種類ありすべてに対して
臨床試験をしていないので身体に摂取することにより
どんな悪影響がでるかがわかっていないからである。
そばの成分は水溶性のものが多い。
だからそばよりもそば湯のほうがいろいろ身体によい
成分をとれるのである。
しかしそこに加工デンプンがあると健康害が懸念されるので
自分はそば湯を飲まないのである。
麺工房のそば湯は実に素晴らしい。

 

 

 

(原木栽培しいたけ エリンギ 紫蘇 春菊 ピーマン)

 

 

 

 

 


母は精進揚げが好きなので地元の農産物直販所で
買った無農薬の野菜を中心にキノコなども加えておそばを食べた。
この時間の僕は編集室でそば湯の焼酎割りを飲み終わり
割るものもなくなりストレートで残った焼酎を飲んだ。
今日は明日の料理もいろいろと作った。
明日の朝は新年の挨拶をして母とサッポロビールとお酒からはじめよう。
明日はカトリック教会は聖母マリアの祝日なので
江戸川橋のカトリック関口教会まで行く。
日本では初詣という風習があるけれども僕たち家族は
キリスト教の家系であるから一度も初詣に行ったことは
ない。別に意識して行かないというわけではなく
親戚もみな行かないので、行かないことが普通感覚ってわけだネ。
カトリックの洗礼を受けてからはたまたま1月1日が
聖母マリアの祝日ということで教会に行くようになった。
一年の始まりは神様への感謝のミサから。
明日は晴れのようですネ。
少し長い日記になってしまったけれども・・・
もう酔いもまわっており推敲なしにアップしよう。
みなさん、よいお正月をお迎えください。
みなさんにとって素晴らしい年になることを
お祈りいたします。

 

 

 

 

 

2018年担々麺26杯目(勝手に5つ星)

㉖美食坊広東小料理(船橋)  濃厚胡麻タンタン面(激辛) ★★★

㉕らぁめん屋サンジ(狭山市駅)  白ゴマ担々麺 ★★★

㉔SHIBIKARA担担麺飯塚  麻辣担担麺 ★★★★

㉓すする担担麺(水道橋) 担担麺 ★★★★
㉒Chaina kitchen 楓(市川)  担々麺 ★★★

㉑本格タンタン麺専門店 担々麺 (北習志野)★★

⓴洪福苑  坦々麺(船橋)  ★★

⓳松屋 担々麺(下総中山)  ★★★★

⓲おそば屋りっちゃん神保町店  冷やしタンタンラーメン(神保町)★

⓱おそば屋りっちゃん神保町店  タンタンラーメン(神保町)★★★
⓰175°DENO新宿 汁なししびれる(新宿) ★★★

⓯菜々香 担々麺(船橋) ★★

⓮担担麺 天天 汁なし担々麺(ひばりが丘)★★★
⓭百万石 冷やし坦々 (赤羽)★★
⓬そばうどん松本 冷やし担々麺(大泉学園)  ★★
⓫夢天下 タンタン麺(船橋) ★★★
❿桂林 担々麺(南行徳)   ★★★
❾175°DENO担担麺 TOKYO      ★★★★
❽華勝園(坦々メン)船橋          ★★★
❼旬輝(坦々湯麺)船橋           ★★★★★
❻ほおずき(担々麺)/中野           ★★★★
❺アカテング(閉店)(担々麺) /狭山市        ★★★
❹新川大勝軒飯店(担々麺)/茅場町    ★★★★
❸岡田屋製麺所(担々麺)/西大島      ★★
❷中華料理 金華(タンタンメン) /武蔵関  ★★
❶栄華光(汁なし担々麺)/船橋        ★★★

2018年、目下、5つ星は船橋の旬輝のみ