(開店前にすでに行列ができていた)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平太周ご出身のご主人が2008年にオープンした<韃靼ラーメン一秀>が昨日閉店した。
今年になりホープ軒系スレッドなどから閉店の情報を得ていたので
なるだけはやめに行こうと思っていたのだけれども最終日となってしまった。
1時間くらいは並ぶのではないかと思ったので、ジュラルミンのケースをもってでかけた。

 

 

 

 


20数年前にラーメン食べ歩きをいよいよ本格的に始めた頃、このジュラルミン
ケースと文庫本をもって行列に並んでいた。
山岸一雄さんが厨房に立っていた頃の大勝軒の行列にもこのケースをもって
いった。ここに座って文庫本を読んでいた。
今回はうっかり本を忘れてきてしまったので「銭湯MAP」を見ながら行列に加わった。

 

 

 

 

 

                     (開店前からお店の正面とこちら側とクの字の行列)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


開店前にすでに69名。
お店の方が数を確認し10名ごどに数字の入った記しを渡していたので
聞いてみると69名ということであった。
その後もどんどんとお客さんが加わる。

 

 

 


「1時間半くらいで店に入れるだろう」

 

 

 

 

 

 

 


そう思ったのだが2時間40分後にやっと店の中に入って並ぶことが
できた。流石に店に入った6~7名の並び客の皆さんは時間の長さに疲れた表情をされていた。

 

 

 

 

 

 

 

              (行列に加わり2時間40分後にやっと出された特製ラーメン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


特製ラーメン850円。
2時間40分後にありつくことができた(笑)
丼も小さいし食べるには5分とかからない(笑)
こちらの特製ラーメンはオープンした当時からラーメン本や雑誌で見て知っていた。


ちょっと背脂が多すぎると思いなかなか食べるに至らなかった。
ホープ軒系ラーメン食べ歩きをしているので、土佐っ子系の
神髄とも言えるこの一杯を食べずしてはと思いやっと実現した。
丼が小さいのでトータルの背脂の量はそれほどでもない。
また当然ながら背脂は上に浮くので迫力あるビジュアルとなる。
丼が大きくカメリアラードが膜を張るように入っているラーメン
がありますが、見た目は魚出しの和風ラーメンなので脂の
量を考えることはないかもしれません。
ですがそちらのほうがこちらの<特製ラーメン>よりも
背脂の量は多いのかもしれません。
特製ラーメンのスープの分量は丼が小さいということもあるけれど
麺がすっぽりと入っているということもありさらに普通の大きさの
丼のスープよりも少ないので脂も塩分も小さな分少な目となる。
見た目にはすごいけれども見た目ほどの背脂ではないと思います。

 

 

 

 


そしてなによりも韃靼そば粉を使った麺とこの背脂の相性がよく、
麺の美味しさをひきたてていると感じる。
油そばのような感じもする。
醤油タレの色が麺にも移っていくのだけれども色から受けるイメージ
とは違い塩分も強くなく味のバランスがたいへんよいラーメンです。


一口目のスープにかすかに豚骨の匂いが鼻をぬけていくのだけれども
その匂いが・・・・・あの大昔に食べた土佐っ子ラーメンを彷彿とさせるのです。
ところで、韃靼ラーメン一秀さんが閉店ということで、
まだ行ったことがない戸田の下頭橋ラーメンに行こうと検索すると
こちらも閉店したようです。
目白通り沿いだったか・・・車を運転していたら土佐っ子の文字が
入ってきて、こんなところにもあったのかと思っていたら、そちらも閉店。
たしか大山の商店街にも土佐っ子がオープンしたと思いますが、
そちらも行こうと思ったら閉店でした。
偶然かもしれないですが、どうも土佐っ子系のお店って
10年続かずに閉店というのが多いように感じます。
韃靼ラーメン一秀さんは約10年続いただけに口惜しいです。
土佐っ子系はあまりめぐっていない僕であります。
韃靼ラーメン一秀さんも2回のみ。
しかし心に残る正統派ラーメン、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 


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