練習曲と言ったら | ママの心に寄り添うピアノ生活   

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子育て真っ最中のママであり、ピアノ講師であるmeishanが、音楽を通じて思うこと、子どもたちの成長など、お伝えできたら嬉しいです。

みなさま、こんにちは。

新潟在住、ピアノ講師のmeishan(メイシャン)です。

 

さて、本日2月20日は

ピアノ奏者であり教育家、作曲家である

カール・ツェルニーの誕生日と言われています。

(2月21日、となっている文献もあります。)

 

ツェルニーは1791年に

オーストリアのウィーンで

生まれました。

 

9〜12歳のときにベートーヴェンに学び、

彼を驚嘆させるほどの

ピアニストになりました。

 

ツェルニーの練習曲は

ベートーヴェンのソナタを弾くための

基礎練習の目的があったとも

言われています。

 

 

 

ピアノを学んで中級レベルになっていくと

避けては通れないツェルニーの練習曲。

 

100番練習曲のあと30番練習曲、40、50、60番と

進むのが一般的でしょうか。

 

50番、60番はプロ級の難易度になってきます。

 

私が指導者となってからは

生徒さんの練習状況に応じて

時々「50の連弾練習曲」も使用しています。

 

そこまで難易度が高くなく、

長い曲ではないのも良い点です。

 

そしてなんと言っても

レッスンの際、私と連弾したときに、

合奏の楽しみに

気付いてくれるといいなあと

思っています。

 

音の重なりが増えることで

一人で弾く音とは異なる深い響きを

味わえます。

 

その他にもツェルニーは

「125のパッセージ」「8小節の練習曲」

「小さな手のための25の練習曲」

「左手のための24の練習曲」など

まだまだ書ききれないくらいの

練習曲を残しています。

 

そして練習曲だけでなく、

ミサ曲、レクイエム、交響曲、合唱曲など

1000曲を越える作品があります。

 

 

 

さて、私も小学生の頃から

ツェルニーを弾いてきましたが、

進んでも進んでも

ツェルニーからは逃れられない義務感が

苦手でした。

 

でも、大人になって

じっくりとツェルニーと向き合うと

素敵なメロディーラインに気づけたり、

よく考えられているなあと

感心したり、ツェルニー先生、さすがです。

 

昔の自分にアドバイスできるとしたら、

もっと一生懸命、

ツェルニーの狙いを意識しながら

練習するといいよ、

と言いたいです。

 

だから、生徒さんにも

嫌いにならずに付き合っていってほしいなあと

思っています。

 

さて、ツェルニーの曲、

何を弾こうかなと思った時に

あーでもない、こーでもない

いろいろ検討した結果、

30番練習曲の中から

唯一の短調の曲を選んでみました。

 

でも、

30曲もあるのに

他の29曲が長調って

偏っていると思いますが

どうしてなのでしょうか。

 

そんなことを考えながら

彼を称えて

「カール」を用意してみました。

 

えへ。