2、3年前にVFCから発売されたXM148。
ベトナム戦争中、M79グレネードランチャーに替わって、M16などへの取り付けを可能とするグレネードランチャーを探していた米軍の要求に基づき、Colt社が実験的に開発した擲弾発射器です。しかし、その複雑な機構が問題視され、後にM203グレネードランチャーに取って変わられることになるという、なんとも数奇な運命を辿ることになりました。

こちらはVFCのXM16E1に装着したXM148。
取付けについては両方ともVFC純正品のため、加工の必要は特にありませんでした。ただし、ハンドガードストップリングが固いため、ハンドガードリムーバーがないとヒートガードの装着は困難を極めます。
また、バレルに取付る際に、付属のスペーサーを上下にかまさないとガタが生じます。
ネットの動画レビューなどでは、ガスチューブの関係で、上側のスペーサーは装着できなかったという声もあるようですが、装着は可能です。

上がXM177E2(VFC)
下がM16A1(VFC)
ベトナム戦争での基本的な組み合わせの一つですね。
XM148のトリガーはマガジンハウスに接触するため、傷がつかないように注意が必要です。
ところで珍しい発見をしました。
XM148のクアドラントサイトに注目して下さい。


注目してほしいのは「R→」刻印のボッチ。
M16A1装着のXM148の方は刻印堀込部が白くなっています。
生産時期やロットによって違いがあるのか分かりませんが、ネットで確認する限り、こちらの方は見つかりませんでした。ちなみにベトナム戦争当時の写真でも同様。
ショップカスタムでしょうか。