この記事で、子どもにイライラしてしまい「怒らないで」と言われたことを書きましたが、日々いろんなことが起こります。特に子どもといるとトラブルはつきものですよね。
もうーっ(キキキッ)って思うこともあるでしょう。
先日も児童館で
次女をトイレに連れて行っていると今度は息子のオムツが濡れている
オムツを替えに行っている間に今度は長女が「おトイレー」と。
トイレに付き添っている間に、次女と息子がおもちゃの取り合いをしている・・・
(トイレに何往復しているんだ、私。そして戻ってみるとまたトラブルかいっ・・・・
複数人の育児は目を行き届かせることが大変という、あるあるですね。)
普段の生活でイライラしたり、他人を憎く思ったりすることに対して
ダメなこと、してはいけないこと
と思っている人は、多いのではないかと思います。
特に子どもに対しては、
自分で生んだ子なんだから、かわいいと思って当然
望んで生んだ(子を持つことを選択した)んだから、子どもを優先にしたり自分を犠牲にするのは当然だよね
というような雰囲気を感じたこと、一度くらいはあるんじゃないかと思います。
でも、感情って嬉しいとか楽しいとかそういうポジティブなものだけが”正しい”わけではないはずです。
親だって人間です。子どもにむかつくこともあるし、かわいくないっ!!って思う事だってあります。
こちらに余裕がないと、「やめてよ!!」って怒ってしまうこともあるかも知れません。てか、ありますよね。
子どもに対してイライラする
子どもが可愛いと思えない
自分の時間が持ちたいな
そんな気持ちが出てきたとき、
自分はダメな親だ
人として何か間違っているんじゃないか
と、自分の感情に×(バツ)を付けないでほしいんです。
「自分はダメだ」ではなく、そう思わないために何か変えられることはないか考えてみるんです。
そう言うと、
「大変だと思うのは今だけだから」
「あんなに一人の時間が欲しいと思っていたのに、いざそうなってみると『お母さ~ん』と呼んで引っ付いてきたころが懐かしくて泣けてくる・・・(だからその時期はあっという間なんだよ)」
という説得?をされたり、体験談を聞いたり読んだり。
「そうだよね・・・大変だと思っても過ぎてしまうと 戻りたい・ああしておけば・・・って後悔するよね。」
「今だけなんだから子どもといられる時間を楽しもう」
『感情』を『ポジティブに』変えようとしますが、それだと今の気持ちに蓋をしただけ。
しかも出てきた負の感情を無理やりポジティブなもので上書きする形になり、余計に自己否定を強めてしまいます。
子どもに対していらいらしてしまうのは、なぜ?
「子どものため」という名目で、自分がやりたいことに蓋をしていないですか?
子どもが好きなものしか食べないのにイラつくのは、自分もそうしたいからなのかも。
下駄箱のヒールの靴をみてなんとなく気分が沈むのは、たまにはヒール靴でお出かけしたいからなのかも。
スニーカー履いて公園行って追いかけっこする毎日は確かに今だけかもしれませんが、「ヒール履いてお出かけしたい」と思った今の自分の気持ちも大切にしてあげて欲しいんです。
育児が落ち着いたそのときには、もう履きたいと思えないかも知れません。
ネガティブな感情が出てきたら、まずは
「そうだったんたね」と認めてあげましょう。自分に寄り添ってあげるんです。子どもに対してするようなキモチで。
その上で、本当はやりたいと我慢していることがないか振り返り、やりたいと思ったことをやってみてください。
氷が溶けるようにすーっとキモチが楽になるのを感じられたら、しめたもんです。