お察しの方も多いと思いますが
今はDJ活動を休止しております。
「ロンドンで活動するDJのblog」
看板に偽りあり。
会計の仕事と試験勉強で
ゆとりがない
というのが理由ではありません。
時間など作れば
いくらでも出来ます。
仕事が来ない
というわけでもありません。
今でもオファーはあります。
音楽活動そのものに
興味を失った
そんなことはありません。
DJという仕事の快感は
他では得難いものがあります。
それに、音楽活動から得られるものも
決して僕にとっては
小さなことではありません。
では、なぜでしょう。
皆さんは何か欲しいモノがありますか?
ブランドバッグであったり
車であったり
何でもいいのですが
取りあえず、お店で買えるもの。
それを得るには
当たり前ですが
お金を出さなければなりません。
何かを得る
というのは
そういうことだと思います。
何も差し出さずに
何かを得ようとするのは
あまりにもムシがよすぎる
というもの。
でも、それが本当に本当に
欲しいものであったら
何かを差し出す覚悟も
生まれるでしょう。
それほど欲しくもないブランドバッグに
何十万も出さないけど
どうしても欲しい車には
何百万円も払う。
これら、お金で買えるものに対して
お金で買えないものはどうか。
同じだと思います。
例えば僕は今
公認会計士を目指していますが
ここに達するまでに
学校や教材に支払う
決して安くはないお金と
なによりも
自分の「時間」というものを
対価として
差し出しているわけです。
そして
もっと価値のあるものを
手に入れるためには
もっと価値のあるものを
差し出さなければならない。
僕が現状で
自分の夢に捧げている対価は
どれほどのものか
と考えたとき
「本気でそれを手に入れたいの?」
と聞き返されても仕方ないくらい
中途半端なものなんだ、と
気付くわけです。
もっと人生を
シンプルにしないといけない。
ベクトルを一本に。
Sharpen it!
少しホコリを被った
レコードバッグは
部屋の片隅で静かに
佇んでいる。
グレッチのギターは
まるで釘を打たれた棺桶のような
ハードケースの中で
今は眠っている。
今でも音楽を愛している。
でもそれ以上に
手に入れたいものがある。
そんな気持ちのさなかにみつけた
スタンフォード大学卒業式での
スティーブ・ジョブズの
スピーチ。
非常に明快な英語なので
イギリスに住んでいる人はもちろんのこと
日本の皆さんも
ぜひアップルコンピュータの創業者の
胸に迫るスピーチを
聞いてみてください。