今回、新首相の阿部さんの訪中は
イギリスでも、小さくはありましたが
しっかり報じられておりました。
「雪解け」
物事にはテンションが必要だと
これまで常々書いてきました。
それはどんなに理解し合っているはずの
親子、兄弟、親友、夫婦でさえ。
そして、なにごとにも振動(波)が存在する。
みなさんも経験ないでしょうか。
普通に仲良かった友達と
一回大げんかになって
そのあと仲直りしたあと
真の友情に変わった、とか。
それは、お互いの腹がわかったという面もありますが
リズムによるとこが一番大きな点だと思います。
人生もそう。
楽しいことの次には、必ず辛いことが待ち受けている。
そして、また次の幸せを連れてくる。
その振幅が大きいほど
人間関係、人生に「ウネリ」が生ずる。
いわゆるダイナミクスですね。
個人的な見解ですが
小泉さんは、対中関係は割と
意図的に持っていってたところがあると思います。
個人的な感情、信念だけにしては
いささか狙いすぎてるな、と感じていた。
そして阿部さんもその意図は
よく承知していた。
こういった経緯があると
お互いの距離は一気に接近するものです。
対米関係もそうでした。
必ず波があって、一定であったことなどない。
だからこそ、問題解決が進むのです。
ただ、その振幅が振り切れてしまうと
弦が切れてしまう。
今の世界は、文化と経済という
2本の強い弦で繋がって
共鳴している。
しかし文化、経済の弦は
両刃の剣でもあります。
ひとたび切れてしまったり
二つの弦が不協和音となったとき
その反動は計り知れないものがある。
その弦を切らぬように
振動させ続けること。
音楽を奏でる楽器のように。
世界をオーケストラに。