DJについて その3 | ロンドンで働く会計士のブログ

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昔、DJ & バンドマンだった会計士の日記

ここまで書いて来たのだから

どうせならと

「DJについて その3」



今日はハウスDJとヒップホップDJの違い。


月曜はほとんどハウスは使わない。

一方、水曜の Bartok ではハウスをメインで回す。


僕の基本的スタンスは変わらないけど

技術的なアプローチが異なる。


ハウスは

基本的には「フェードイン」でつなぐ。

つまり BPM を完全に合わせて

次の曲に、タイミングやポイントを見て

徐々に切り替えたり

ブレイクや、音が細くなる瞬間や、ロールでいきなり切り替えたり

行き来させながら、切り替えたり。


よく

「いつの間にか次の曲になってる」

ってやつ。

変わり目がほとんど分からない。





一方ヒップホップは

「カットイン」が多いが

基本的にどんな繋ぎをしても「アリ」である。


カットインとは

次の曲のぶち込みたいところの頭に

前の曲からタイミングをみて

一瞬で切り替えてしまうこと。

どこでもいいってわけじゃなく

やはり切り替えるポイントは結構絞られてくる。

例えばブレイクや、展開を臭わせるフレーズの後だとか


まあ、これも個性が出る所。


ハウスのミックスに比べれば非常に技術的には簡単だが

やはり BPM は神経を使う。

狙う場合は別として

頻繁に BPM やノリが違うのを適当に繋いでたら

非常に踊り続けにくい展開となってしまう。



そして皆さんがDJと言われて最も思い浮かぶ

「スクラッチ」。


ハウスでは滅多に使わない。

ヒップホップでは

アクセント程度や

間奏の寂しい部分や、ブレイク部分に

軽~く入れる程度。


うまくないのもあるけど

僕自身が、しつこいスクラッチが大嫌いなので。


2枚使いも

よっぽど盛り上がってる時じゃないとやらない。


僕はヒップホップDJとしては

すごく基本的なやり方だと思う。



僕の場合

ハウスもヒップホップも両方やるので

ヒップホップでもフェードインはよく使う。

もちろん繋げるレコードの幅は限られるけど。

逆にハウスでもカットインや

スクラッチを使った派手なミックスをやることもある。




基本中の基本の技術について軽く触れてみたが

結局、これらは物語を手助けする「技術」にすぎない。


やはり一番たいせつなのは

どんなストーリーを伝えるか。


本当にこれにつきる。



その物語を語る上で

舌足らずや言葉足らず(ネタ不足)だったらまずいわけで

さらに文章力(技術)がないと

幼稚になってしまう。

客もなかなか世界に入って行けない。


ってことじゃないかな。






さあ、

DJやってみたいなって思う人

出て来たんじゃないですか?





愛する音楽で人を楽しませられたらなぁ

ってのは

誰しも持っているもんじゃないでしょうかね。



人が自分の部屋に遊びに来た時に

音楽かけてあげたりするでしょ。


「これね、先週買ったんだけど良くない!?」

とか

「あっ、そういえば、ちょっとこれ聴いてみて」

とか。



それ

DJですよ。