かん袋のくるみ餅 | 新館・今日も美味しいね
けし餅の小島屋さん同様、現地で頂いてきました。

アメブロのテーマ選択が複数あれば良いのだけどひとつだけなので不便ですね。
あとで自分で見返すときもわかりにくいったらないんだけどなぁ・・・。


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このくるみ餅、21世紀の現代日本においても原材料は企業秘密。
そう聞くと余計に中身を知りたくて食べたさも募るというもの。

但し、くるみ餅 と聞いて 胡桃餅 と勘違いされる方も多いようですが違います。
餡でくるんだお餅なので くるみ餅。
今じゃこういう形も珍しくはないけれど、昔はまだお餅をくるむことが珍しかったんでしょうね。
何せ、室町時代まで遡るので。



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こちらがそのお餅を作っている かん袋さん。
ちょっと変わった名前だと思いきや、なんと命名者は豊臣秀吉という由緒あるお店です。

伺った日は雨でしたが、引切り無しにお客さんが訪れてました。
真夏は列を作るほどの人気のお店。
この日は天気が悪いから並ばなくて済んでホッとしました。

周囲はすぐそばに路面電車の走る大通りがあるものの、結構、普通に住宅街です。
駐車場はその大通りに面したところから入れ、
その車の入口と逆方向側の裏通りに面した出口から歩いて出たらすぐにお店があり、
車で伺うのにも便利なところでした。

うちのナビが大通りを挟んだ逆方向を案内してくれたのでちょっと迷いましたけどね・・・あせる



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真夏に行列するのはコレが皆のお目当てだから。
トップ画像のくるみ餅の上に氷がかかった 氷くるみ餅。
氷には何も味付けされてなくて、くるみ餅と合わせて食べるだけで絶品なかき氷になります。

この氷くるみ餅はさすがに秀吉の時代には無く、氷が簡単に作れるようになった明治から。

くるみ餅の餡のお味はずんだ餡のように思うのだけど、何やら葉っぱを潰したような粒が一杯。
サイトには「室町時代の中頃(1420年)」に「明国より入荷した農作物を利用して、五代目の
和泉屋忠兵衛は塩味で挽き合わし」とあるので、当時入ってきたものを片っ端から調べたら
もしかしてヒントでも見つかるのでしょうか・・・。

しかし、1420年で既に5代目のお店だったってのも凄いですよね。

くるみ餅に甘味がつくようになったのも砂糖が伝わってからの話ですから、
当時の塩味でも食べてみたいものです。


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お店の入り口にはこんなのも貼ってありましたが、くるみ餅の賞味期限はその日限り。
翌日になるとお餅が固くなるからだそうですが、メインは餡の方なので餡だけなら良いような・・・。
餡だけ冷凍できそうな気もしないでもないんだけど。


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営業時間はこうなってました。
この日は夕方遅かったのに残ってて良かったぁ~。


かん袋
http://www.kanbukuro.co.jp/