いろんなにおいがするなあと
思わずモバイルで日記。
大抵イヤなにおいなんだけど
今夜の銀座線はどこからともなく
わたしがすきなにおいが漂ってきて
においの主を探してキョロキョロしたがしまった、表参道だ。
乗り換え。
残念。

においってDNAの並び方できまるらしい。
自分とか親に似たにおいのひとと
仲良しになることの方が多いらしい。
そういやわたしが
このひとはあんまり好きじゃないな
と思う時って
大体そのひとのにおいに拒絶反応示してるのかも。
あ、三茶だ。
わたしのことを先生と呼ぶ人が
結構沢山いることに気が付いた。

実際に英語を教えている人もいるから
それを除外したとしても
わたしが何か「教えて」いない人からも
先生とかそれに順ずる名称で呼ばれたりする。

年下や同年代ならまだしも
10歳以上年上でわたしなんかよりずっとエライ人からも
先生と呼ばれたりしている。

わたしのその「先生感」ってなんだ
とずっと不思議に思っていたが
最近やっとそのナゾが解けたような気がする。

わたしの守護霊は
生前からわたしが神と崇めた祖父である。
祖父は剣道八段で、その道では本当に神様と呼ばれていた。
死んでわたしの守護霊になってから
わたしがピンチのときは竹刀を持って助けに来てくれる。
一度本当に死にそうなぐらいピンチだったときは
真剣を持って助けに来てくれた。
あまりこういう話をすると病院に行けと言われそうなので
もうやめる。

生前はロンドンのサビル・ロウで仕立てた
おしゃれなスーツを着こなし
帽子をかぶり、ステッキを持ち
猟犬を育て、狩をしては料理の腕を振るい
それはそれはカッコいいおじいちゃんだった。
わたしが小さい頃からイギリスにあこがれたのも
今思えば祖父の影響に違いない。

その祖父が死ぬ直前にわたしに言った最後の言葉は
「きみは先生になれ」
だったことを最近思い出し、膝を打った!
だからみんなわたしのこと先生って呼ぶんだ!!

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祖父の形見の帽子が
部屋の壁の真ん中にかけてある。
守られてる。
一日中雨が降ってて何だか気が滅入る。
昨日の夜食べ過ぎて朝起きたら胃が痛くて
そして当然のように首と肩が痛かった。
どちらにしろすごく情けない気分。
映画は面白かったんだけど
最前列で見る羽目になるとは
遅れたわたしが悪いんだ。

胃は薬を飲んだからすぐ治ったけど
一緒に食べたひとは大丈夫だったかしら?

<昨夜のお献立>
おひつごはん
たけのこと菜の花の浅漬け
自家製ざる豆腐 干し貝柱あんかけ
帆立貝と海老の牛肉巻き&マッシュドポテト
鯛のお茶漬けセット

浅漬けは土曜日に浅草で買ってきた。
半年前まで住んでたけどすでに懐かしい。
浅草は駅を出ると途端に「浅草感」が流れてる。
ゆっくりと、浅草にしかないペースで
カッコつけなさ過ぎて心配になるほど。

お豆腐は、ちょっと動揺してたので不本意な出来。
もっとプルプルになる予定が、ちょっと固かった。
にがりを入れるタイミングを間違えたんだ。

言い訳がましいが
一緒にごはんを食べたひとが
さがしものをしている間いろいろ考え事をしてて
あんまり料理に集中できなかったんだ。

わたしはなくしたものに対する執着が
冷たいほど薄いなぁなんて考えてた。

10代の頃はものをなくすと
大変な執着でさがした。

素手で雪投げをしてて
冷たくて指が縮んで指輪が雪玉と一緒に飛んだ。
雪野原から指輪を見つけるなんて
ゼッタイ無理だろうと思ったのに
どの角度に投げたか どれぐらいの強さで投げたか
そんな感覚から現場検証をしたら見つかった。

牧草地の真ん中で落とした
コンタクトレンズを見つけたこともある。
片目が見えない状態で
真夏で草も結構伸びてたし
ゼッタイ無いだろうと思ったけど見つかった。

ベルリンでさがしたブルーのドアだって
昨日の誰かみたいに鍵をなくしたときも
タクシーの中、電車の中、道ばた、家の中。。。
さがせば大抵のものはちゃんと戻ってきた。

なくしたものはもう出てこないと
あきらめるようになったのはやっぱり
世の中にはさがしてもさがしても
戻ってこないこともあるって知っちゃった頃から。

雨が上がらないと気持ちも上がらないよ。
術後のコテツには確実に変化がおきている。
動物ってスゴイ。アニマルプラネットだ。

表情が柔らかくなった。微笑む。
ウソだと思うだろうが本当。

でも得意のガン飛ばしは健在。

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鳴き声もオネエっぽい。
前は気風よく『ニャーー!!』
と鳴いたが今は『ミヤ~』と色っぽい。

オペの際、下部の毛を剃られてしまい
あの部分はメスを入れられ中身を取り出されたわけで
シワシワのウメボシがふたつくっついているような
なんとも悲しげな景色だったが
今は空っぽながらも何か別のもので満たされ
ウメボシはまたプリッとまあるく元の姿に戻り
真っ白な毛がポヨポヨ生えてきて
なんだかまぶしいぐらい。

実は去年の秋に初めてコテツに会ったとき
ヤツは純白だった。
それが家に来てしばらくするとあちこちから模様が。。。
まず鼻の横にホクロが
おでこにグレーの縦じまが
尻尾にもシマシマが
背中にはベージュの斑点が。

だから下部の毛も
新たに生えてくるときに
たとえば真っ黒の毛が生えてきたら
あまりにもエロくて勘弁だなぁ!
などど心配していたが、少し安心
でもちょっとだけ、がっかり。
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今日店着のOASISのアルバムを買ってきて聴いていたが
はねとびが始まったので慌ててテレビを付けた。
とまあ、OASISはそんな感じで。

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夕飯作って食べて、お皿も全部洗って、ベランダで一服して
お香を2本一気に焚いた。
ちなみに在英時代からNAG CHAMPA。

2本も焚かなければならない禁断のメニュー。

<今日のお献立>
納豆炒飯
干し貝柱とブロッコリーのスープ
メカブやっこ

納豆がないと決して気のせいではなく不安になる。
今も冷蔵庫に3つ入っている。
冷凍庫にも4つ入っている。
練っているだけでコテツが不機嫌になるほど臭うが
料理するとちょっと意識が遠のくほど強烈に臭い。
でも、この炒飯は禁断の味がする。
ニンニクとネギと卵とごはんをごま油で炒めて
パラパラになったらよく練った納豆を投入。
まんべんなく混ざるぐらい炒める。
味付けは塩コショウと、納豆のタレ。
隠し味に叙々苑ドレッシングを数滴。
まさに禁断の炒飯。

出来上がったらすぐお皿に盛り付けて
フライパンをソッコー洗う。

食卓の写真がいつも同じアングルで面白味がないので
今夜はスペシャルゲスト、ERICくんに登場してもらった。
炒飯を満面の笑みで眺めてる。
でもKさんのERICほどのシズル感が生まれないのはナゼだ?
炒飯が冷めたらイヤだから
あんまりポージングに凝らなかったかしら?
KさんはERICのポージングに相当時間をかけそうだからな。
そんな彼を傍から見たら
やはり本人も危惧するように不思議な男に見えるのだろう。

うちのERICはコテツに目をかまれて黒目がなくなってしまい
かわいそうなので覆面をつけている。
ニワトリのコスチュームは
年賀状を作るときにコテツに着せようと衝動買いしたが
こんなものを付けてヤツがジッとしているわけがなく
ERICの覆面と化した。
まったく違和感のない目の位置が
たまらなく可笑しくて、そしてちょっと切ない。
昨日は先月の結婚式という一大イベントに隠れて
ちょっとだけ忘れられていたわたしの誕生日を
新郎新婦も含めた幼なじみ一味に
学芸大学のおいしいフレンチレストランで祝ってもらい
そのあと学大の友人宅で結婚式のDVD鑑賞。
気づいたら朝6時過ぎるまで
飲み、笑い、泣き、語り、笑い、笑い。

本当は今日は元地元の浅草の三社祭に行こうと思ってたけど
人ごみに出かけるエネルギーがなくて断念。
行ってもどうせ友人の自宅のガレージで
ドリンキングゲームに強制的に参加させられて
目が見えなくなるまで飲まされるだけだし。。。パス。

夜は夜で英会話の家庭教師をする予定だったが
生徒である某レコードメーカーのおじさんが
風邪でダウンしているということで
ラッキーなことに一日フリーに。

昼寝しようかと思ったけど、走った。
走って帰ってきて、ビールを飲む。
のけぞるほどおいしい。オヤジか。

気づいたら何も食べていなかった。
シャワーを浴びて買い物籠を携えスーパーへ。

<今日のお献立>
ブロッコリーとゴママヨ
お豆腐と春雨のスープ
ネバネバスペシャル
おひつごはん

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ネバネバスペシャルとは
とろろいもに納豆を混ぜた強烈にネバネバした物体。
お芋をおろしてすり鉢でだし汁と昆布茶とお醤油で味付け
そこに白くなるまで良く練った納豆とねぎを入れる。
美味しくてものすごく元気が出る。

コテツは納豆の臭いが大嫌いだ。
わたしがキッチンで納豆を嬉々として練っていると
「おまえはまたそれを食うのか」とでも言いたげな
冷ややかな視線を送る。
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5月20日はコテツのオカマ記念日に制定した。
金曜日にコテツの去勢手術を決行した。
歩いて2分ぐらいの動物病院だけど
コテツは車道の音が嫌いなのでタクシーに乗る。
運転手がしきりに「キレイな猫だ」
「子孫を残さないともったいない」
などと余計なことを言うから
キャンセルして帰ろうかと一瞬思ったが
わたしはコテツの子孫よりも
コテツ自身と一日でも長く一緒にいたいのだ。

手術台に抱き上げると
鼓動がコトコト手に伝わってきて思わず抱き締める。
手術は数分で終わるが全身麻酔に時間がかかる。
コテツを預けてから書類をたくさん書いた。
世田谷保健所から去勢手術の助成金として3000円出る。
日本獣医師会からは1000円。
そしてこの獣医師会は今『マイクロチップの注入』を
大推進中とのこと。
マイクロチップとは1センチぐらいの長さの
注射針ほどの太さのガラス製のカプセルで
識別番号のデータが内蔵されている。
これを太い注射で首筋に注入するので痛いらしい。
麻酔をしてからやると5000円ぐらいかかるが
去勢手術などで全身麻酔がかかっていれば
注入は実質無料でやってくれる。獣医師会、エライ!
もし何かあってコテツとわたしが離れ離れになっても
首筋にコードリーダーを当てれば
わたしの連絡先と合致する識別番号が出てくるから
われわれは生きている限り必ず会える。スバラシイ!

夕方、動物病院に迎えに行くと
コテツはわたしを見て「よお」というように
「ニャア」と小さくないた。

もう何があっても一緒だよ。約束だよ。
地震が起きようが、テロが来ようが
キミの首筋のカプセルがわたしを見つけてくれるから
どこにいても生きてる限り迎えに行くからね。

前の夜から水もゴハンもNGだったので
オペ中に特製ササミのスペシャルディナーを作っておいた。
ササミとかつおだしを圧力鍋でトロトロに煮込んだ。
それと猫用のミルクも買っておいた。栄養つけないとね。
帰ってくるなりコテツはまっしぐらに完食した。
次のスペシャルディナーは誕生日かな。
ちなみにわたしは、6月であるということ以外
コテツの正確な誕生日を知らないので
6月9日、ロックの日をコテツの誕生日と決めている。
昨夜は一度コテツにゴハンをあげに家に戻り
NYから逆移住してきた某ヤングプロデューサーと
中目黒でゴハンをして
その流れでなぜか某DJのバースデーパーティーに行き
そこで某ご近所アーティストに会い
今日シングル発売日ということで
相当くたびれきった彼女をタクシーで家まで送る途中
『語らない?』と誘われ、急遽三宿のオーガニック居酒屋へ。
店に着いたのがすでに3時半。

6時半まで語り、とうとう店を追い出され
彼女と別れて家に着いたらもう眠るわけにも行かず
何を思ったかわたしは土曜日に買ったギアに着替え
世田谷公園にジョギングに行くことにしたのだった。。。

ジョギングレディースの他の2人はこんな時間で誘えず
抜け駆けして公園をゆっくり3周。
途中少し歩いたけど、程よく発汗。
寝ずにジョギングなんて、もはや体にいいのか悪いのか
判断すら付きやしない。
でも、帰って来てお風呂に入り
部屋を掃除して、お洗濯をして
早起きってすばらしい!

いや、起きてない!
寝るところを省略しただけ。

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