東京都町田市の都営住宅で昨年4月に起きた暴力団組員による立てこもり発砲事件を受け、都は9日、壁越しに建物内の状況を観察することができる「ウォールスルーレーダー」1台を警視庁に導入する方針を決めた。ささやき声で交信できる空気伝導式の無線機用ヘッドセット80台も合わせて導入し、これらの整備事業費に4000万円を来年度当初予算案へ盛り込む。
立てこもりで内部の様子を確認する場合、現在は外から壁のすき間などにファイバースコープなどを入れるため、容疑者に捜査の動きを察知される恐れがある。このレーダーは隣室などから壁に押し当てると画面上で内部の状況が確認できる仕組み。ヘッドセットはわずかな空気の振動で声を拾うことができ、現場での無線連絡が容易になる。
また、7月の北海道洞爺湖サミットを前に、都内でもテロ対策を強化。衣服やバッグの中の危険物を検知する「テラヘルツ波検知器」1台を警視庁に導入し、防犯カメラの画像と警察の顔写真を自動照合するシステムの開発に計1億1000万円を計上する。
毎日新聞
<警視庁>立てこもり対策に新レーダー導入へ [ 01月10日 00時36分 ] より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000004-mai-soci
防犯の意味で、「ウォールスルーレーダー」を使ってみたい、と思うのは管理人だけでしょうか。