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ここ数日で観た映画。


『マルコヴィッチの穴』
DVDのジャケットの印象がずっと頭に残っていて、いつか観たいと思っていた。
何も考えず観ることが許される、中々。
主人公の駄目男っぷりにどうしようもなさを覚える。
内容的に監督は絶対ストレートの方じゃないだろうなと思って調べたら、予想はあっさり外れてソフィア・コッポラの別れた旦那だった。
ソフィア・コッポラという片仮名の羅列を見たら、バージンスーサイズが観たくなった。


『少年たちは花火を横から見たかった』
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を最後まで観ていない私にとってはちゃんと理解出来なかった。
映画というよりドキュメンタリーといった感じ。
何が本当で何が嘘なのか分からなくなる、流石、岩井さんのセンスに感嘆。
熱というのはちゃんと小さな人達にも伝わるものなんだ、そこに涙する。


『TOKYO!』
三本の短編集。
「インテリアデザイン」の前半が全体の中で一番良かった。
藤谷文子さん、何がという訳では無いけれどついつい目で追いかけてしまう、独自の魅力がある人だと思う。
全体としては、空気感も映像も色も間も確実に好みなんだけど、決定的な何かが足りない、といった感じ。
吊り首処刑のシーン、あれはセルマを思い出さずにはいられない。





時々、気が向いたときに料理をする。
私は偏食の為、基本的に野菜の摂取量が(きっと)極端に足りておらず、そのことが老後まで健康な身体を維持することへの大きな不安の一因となっているので、なるべく野菜を使って。
シンクに立ち始めて気付いたこと、世間では昔から当たり前のことだけど、旬のものはその旬に食べるのが格段に美味しい。
いつも思うけれど頭の中だけで分かっているのと、体験として理解することは全く別の次元から射す光で、蛍光灯と蝋燭ぐらい違う。
「旬のものは旬に。」よく言われる言葉だけれど、やっと本当の意味が分かった気がした。
新しい季節を楽しむ方法を覚える。
南瓜がだんだん甘みを失うのと引き換えに、牛蒡が柔らかくなる。
ショーウィンドウをたくさん見る所為なのか、次の季節を待ち望むことでしかもう今の温度を感じられなくなってしまったんだろうかと、いつからか不穏な心配がずっと頭の片隅にあったけれど、少し解決の兆しが見えた気がした。


真夜中に電話を。
夢を持っているだけで ごはんもおいしく食べられる。
虚勢も見栄も気遣いも自然に消えていく、元の場所に帰って来られた気がした。
11桁であっという間に繋がる東京は、まだ少し遠い。


爪先伸ばして 足りない辻褄そっと合わしテンダー 
というフレーズが頭から離れない。
世界は胸焼けしそうなチョコレート!



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