モニター越しに君に恋をする。

その気になれば触れられる、けれど限りなく遠い存在。

モニターから抜け出てきた君は微笑んでくれる、僕にすら分け隔てなく。
手を伸ばせば、君の細い指、白い肌、赤い唇。
其処にあるのに、現実ではないというのだろうか。

近くにいながら伝えることもできず想いを募らせることと、いったい何が違うのだろう。
届かない想いに変わりはない。叶わないなら同じことだ。

冷たく僕を突き放す氷のような現実と、モニターの中のあたたかな笑顔と。

世界は何処にあるのだろうか?