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日本シーレーン問題研究会

近い将来「日本の生命線(含むシーレーン)」となる南太平洋、特にパプアニューギニア(PNG:Papua New Guinea)周辺の情報を先取りして分析し公開しています。

数年前より仲良くさせていただいているジャーナリストの笹幸恵さんから、拙著『日本軍は本当に「残虐」だったのか』(ハート出版)に関する書評をいただきました!

海上自衛隊の広報誌『波濤』2015年4月号に載せて下さっています。

以下、写真を貼付いたしますので、お読みいただけましたら幸いです。

笹さん、本当に有難うございました!!!





先日、日本戦略研究フォーラムに掲載した論文『「バハーイー教」が仲介するアメリカとイランの秘密交渉:核交渉合意と引き換えにハマスと縁を切るイラン?』(http://www.jfss.gr.jp/news/20150706/20150706.htm)に記述した通り、イランは現在、アメリカをはじめとする六ヶ国との間での核交渉合意と対イラン経済封鎖解除を目指して「ハマス」を完全に縁を切ろうとしているのではないか、と感じられるフシがある。

(*上記論文をまだお読みになっていない方は、是非、ある宗教団体が「仲介」するアメリカとイランの秘密交渉について、下記をクリックしてお読みください)


この仮説を証明するかのように、突然に「イスラム国(IS)」が「ハマス(+イスラエル)を絶滅させる」という宣言を出し、シナイ半島北東部ガザ地区国境付近(エジプト領内)に勢力を拡大、「ハマス」に対する攻撃拠点の構築を行っている。

そんな「ハマス」が本日7月9日、突然にある「奇妙なミュージックビデオ」を公開した。

イランのニュースサイト『タブナック』(2015年7月9日付)に突然紹介されたこの「ミュージックビデオ」は、男性パレスチナ人歌手が勇ましい軍歌を歌い、ハマスが勇敢にイスラエルに立ち向かう戦闘シーンで彩られているが、イランを完全に「賛美」し、これまでイランがどれだけ「ハマス」のためにどれだけ支援をしてくれたかという事に感謝する内容となっている。

歌詞の内容は、大体以下のようなものだ。

「勇敢な人々を生む地ガザは、イランの人々に敬意を表します。ここは、殉教者の血のによって戦闘者たちの土地と呼ばれています」

「壮大で栄光あるイランよ、あなたたちは戦争中、私たちといつも一緒だったし、支えてくれました」

「イランはつねに、私たちのお願いを聞き入れて、私たちの壮大な宇宙を支持してくれました」


イランに感謝する「ハマス」のミュージックビデオ

あのプライドの高い「ハマス」が、イランを手放しでべた褒めにするような内容のビデオなどを作った事は、過去にはおそらく一度もないはずであり、特にアサド政権への対応を巡ってイランと感情的にこじれている現在、この動きは非常に「かなり奇怪」に見える。

これを見て感じたのは、以下の点だ。

1)やはりイランは、アメリカその他との核交渉合意と経済制裁解除のため、バハーイー教を仲介役として交渉をしており、強硬に反対するネタニヤフ首相のイスラエルを懐柔するためにも、「ハマス」との縁を完全に切ろうとしている。

2)一方、イスラエルなどをバックに持つ「イスラム国」に突然迫られた「ハマス」は、こんな過去数週間のイランの動きをも見て大いに慌てたため、急いでこんなミュージックビデオを作ってイランの新聞に投稿、「自分たちを見捨てないでくれ」との政治的なメッセージを送った。

もし、イランが本当に「ハマス」と縁を切れば、核交渉反対のイスラエル強硬派(ネタニヤフ首相ら)に恩を売り、かつ同国内の穏健派を取り込むことで、核交渉は大きく前進するであろう。一方、イスラエルのみならず、「イスラム国(IS)」にも包囲され、かつて巨額の資金援助などをして来たイランから見捨てられる「ハマス」は、その力を大きく失う事となり、まさに「存立危機事態」となる。

このイランが打とうとしている布石が果たして、どこまで核交渉に影響を与えるのか、そしてそれがパレスチナ問題にどの程度絡むのかが見物である。もしかしたら、このことが中東情勢の今後に大きな変化を起こす可能性もある。

(了)
向暑のみぎり、いかがお過ごしでしょうか?

この度、日本戦略研究フォーラムにて、小生の新しい論文を掲載していただきましたので、お知らせいたします。

お時間のございます時にご高覧頂けましたら幸いに存じます。

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皆さま

5月の発売以来、「わずか一週間で増刷」が決まった話題の書、ケント・ギルバート氏の『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)は、現在も
大手書店やAmazonで現在も売り切れ、入荷待ち状態が続いています。

そしてついにこの度、そんな人気作家となったケントさんと、山本七平賞受賞作家で評論家の呉善花氏による公開ライブの開催が決定しました。題して


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Voice LIVE「どうなる?戦後70年目の日韓関係」
ケント・ギルバート×呉善花×丸谷元人による真夏の大激論!


お申し込みはこちらから!!⇒Voice LIVE「どうなる?戦後70年目の日韓関係」

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なお当日は、私、丸谷元人が司会を務めさせていただきます。また、会場ではケントさんのご著書なども販売いたしますが、もしかしたら、ご著書への『サイン』にも応じてもらえるかもしれませんので、乞うご期待!です。

開催日時は8月16日(日)13時から、場所は東京都江東区豊洲のPHP研究所大ホールです。

会費は2500円、定員は先着100名様となっておりますので、お早めにお申し込みください!

一人でも多くの皆さんにお越し頂けますよう、心よりお待ち申し上げております!!!