Roots 其の一 | Dirty B Rampage

Dirty B Rampage

MC RA-SIMO

MC 凌駕

DJ NOPPO

HIPHOPにのめり込み自分らでもラップをやろとRAボーイと語ったあの日から約7~8年
ようやく何が言いたいことなのかが少しだけ鮮明に見えてきた。
本当にようやく。

仲間のことや夢のこと
知らないことをラップした所でそこに求めてるリアリティはなにもない
だから自分が見たことや感じたこと 匂いやその時の風景 現実や忘れちゃいけない時間。
そうやって考えれば考えるほどHIPHOPは難しいしバカじゃできない。


あの日、2PACのトラックに自分らの声をのせてHIPHOPにしようと企んだ晩
なに一つ知らないオレらはとりあえずDEO DEOに向かった。
パソコンはある。次になにが必要か
定員に訪ねた。だけど言ってることが何一つわからないオレらは、カッコつける為に一番渋くてキラキラしてたテクニカのマイクを一本買った。
帰宅し二人で一本のマイクを握りしめ交互にフリースタイルをして何回も同じ事をループしてめちゃくちゃ盛り上がり楽しんだ。

時が経つにつれこれじゃ やっせんなーっと思い、思い立つと即行動にうつすタイプのオレらはソッコーで車に乗り市内にある島村楽器に向かった。
フェリーに乗る 気持ちが高鳴る
タクシーに乗り込む ビルが広がる
エスカレーターを上がり ようやく到着。
今まで触ったことのない機材がたくさんあった。 感激で田舎もん丸出しの行動をとって いろいろ聞きまくった。
(あれはどうするんですか?)
(これはどうやってやるんですか?)
(この機材はなんの役目ですか?)

でもオレはこれが『B-BOY』や って思ってたから何一つ恥ずかしさなんてなかった。むしろかっこいいだろ?オレらなんて思ってたwww。
なにをするにも『かっこいい』が一番の基準だったオレらは自信に満ち溢れていた。
それであの当時は貴重な1万円を二人で出し合い一つだけ、レコーディングには重要なソフトを買った。
それを握り島村楽器を後にし最終のフェリーで家に戻った。
タクシーの中でもフェリーの中でも帰りの車の中でも話す内容は同じ
これでHIPHOP ラップができるね
あの時の事は未だに鮮明に覚える。
忘れたことはない。



この時のことを唄にしようと今はまだ企んでる。オレとRAボーイしか知らないことけどHIPHOPは簡単じゃねーぞとわかってもらえればまぁそれでいいかな。

とりあえず今日はここまで
この続きはまた暇な時にでも!!


じゃララバーイ。


凌駕