ー 「生きる」には「食べる」と「本屋」が必要だ ー(帯より)
福井県の大野市で「HOSHIDO」という本を作る本屋さんを営む編集者、書籍や取材執筆、本の製作やイベントなどに携わっている著者による、「本」と「食」、そして何より「人」について語られた本です。
地元福井だけでなく、北陸地方の各地にある個性的な本屋さんへの取材と、そこでおすすめしてもらった食べ物について、著者によるイラストと共に紹介されていて楽しく読むことができ、思わず一気に読んでしまいました。
旅先でも思わず本屋を覗いて本を買ってしまう、そんな本好きあるあるの心をくすぐるようなエッセイですが、そこに「食」を絡めるとより印象的だったり記憶に残るものなんですね。
そういえば、登山する人にとって、その土地の名物を下山メシとしていただくのとちょっと似ているような(笑)。
紹介されている福井の本屋さんは馴染みのところばかりで、サトウさんと同じようにお店の方とお話ししたりするところも。
そう、「本」を通じて、「本屋」を通じて「人」が繋がるということが描かれていますが、身をもって感じるところもあり強く頷きながら読みました。
そして、石川、富山のお店も気になり、一度訪れみたくなること請け合いです。
当然、紹介されている美味しそうな食べ物も一緒に食べにいきたくなります。
ところでその食べ物の写真、残念ながら白黒なのですが、それが余計に想像力をかき立てるかも(笑)。
ちなみに著者のサトウさんが福井駅前で小さな本屋さんを営んでいた時に、たまに足を運んでいました。
以来、お店を閉められた後も何かのイベントなどで顔を合わせた際はご挨拶させてもらっていたり、主催しているイベントにサトウさんが遊びにきてくださったこともあったりと、お世話になっております。
そういう意味でも「本」を通じた「人」との出会いは、自分の知らなかった世界を広げ財産になるものだったりするものだと、あらためて実感したりも。
そして、続編として更なる北陸のだけでなく、全国の「本屋めし」を紹介してくくださることを期待したいと思います。

