探偵小石は恋しない 読書感想 | 固ゆで卵で行こう!

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小石探偵事務所代表の小石は、古今東西のミステリー小説の名探偵のように密室殺人や孤島で起きる事件などを華麗に解決する日を夢見ている。
しかし、実は彼女がもつ特殊能力によって色恋調査が病的に得意のせいで、今日も今日とて浮気調査などの色恋がらみの調査が舞い込んでくる。
小石は愚痴を言いながらも相談員兼調査員の蓮杖と共に調査に明け暮れる毎日だったが…。
 
 
 
序盤にあった伏線で大体予想通り。
 
それでも小石探偵事務所に持ち込まれた三つの事件は予想外の展開を見せるので、全体を通してどう転がっていくのかと先が気になる展開に楽しめました。
 
先に述べましたように予想通りだったとはいえ、それでも読み切れないところもあって、そういう意味でもミステリーとして十二分に楽しめました。
 
恋心が矢印となって見えるという小石。
 
その特殊能力ゆえに色恋沙汰の調査に関して有能過ぎるぐらい有能という設定も面白いですね。
 
そしてそれ自体が伏線となって終盤に回収されていく様、そして色恋を否定していた小石に変化する様が鮮やか。
 
また、決めつけや思い込み、偏見というものが軸にあって、これもまた同じように伏線となって回収されていく辺りも面白かったです。

そんな最後はちょっと甘々な感じで、この辺は苦みのある方が個人的には好みだったんですが続編もあるんですね。
 
ということはあの後はどうなっているのか気になるところ。
 
なので、是非続編も読んで確かめてみたいです。
 
 

探偵小石は恋しない 表紙イラスト