100年の伝統を誇る高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」が一旦その歴史に幕を降ろす。
そんなホテルを訪れた人たちの群像劇なミステリー小説。
悩める人気女優、自暴自棄になっている男、新人文学賞受賞作家、金遣いも女遊びも派手な宣伝マン、最後の時を過ごそうとしている夫婦…。
「ヴィクトリアン・ホテル」でそれぞれが少しずつ関わっていく中で、運命が変わっていく様子が描かれていきます。
どんな表現でも、善意でも、優しさも、誰かを傷つけることはある。
けれどもそれ以上に助けられる人がいることを忘れてはならない。
マイナスの言葉の声は大きく影響されがちだけれど、声をあげない多くの人の優しさを信じたくなる、そんな優しさ溢れる物語でもありました。
マイナスの言葉の声は大きく影響されがちだけれど、声をあげない多くの人の優しさを信じたくなる、そんな優しさ溢れる物語でもありました。
特に、新人文学賞受賞作家を通じて語られる優しさの功罪について、著者が日頃から感じ取っている中で、これからも創作活動を行っていくという決意の表れなのかなとも思ったりしました。
ところが読んでいてちょっとした違和感を覚えるものが。
その違和感の正体、「もしかして?!」と感じたその通りでした。
とはいえ、あれとこれぐらいかと思ったら、あれもこれもということで「全部かよ!」とちょっと驚きをもって迎えることができました(笑)。
