〈レネイ・バラード〉シリーズ最新作。いきなりバッジと拳銃を車上荒らしにあって盗まれてしまうバラード。
「おいおい大丈夫かよ?!」と不安な出だし。
特に、バッジを盗まれた件を隠し、ボッシュの力を借りてなんとかしようとする姿は無茶しすぎにしか見えませんね。
そんな自身の問題を秘密裏に解決しようとしつつ、未解決事件班の唯一のバッジ持ちとして班を率いるバラードは、未解決事件の捜査にも全力で臨みます。
しかし未解決事件班の面々はどうにも身勝手な言動が多く、読んでいてバラードじゃなくともイライラさせられます。
ま、身勝手なのはバラードも一緒なような気もしますが(笑)。
さて、警察内での立場も弱いバラードの元に、ボッシュの娘マデリンがボランティアとして班に加わりたいと申し出が。
そんなマディ、なんとあの「ブラックダリア事件」について解決の糸口を?!
そんなこんなで後半に入ると読むのを止められなくなるのは今回も一緒。
バッジを盗まれた車上荒らし事件は思わぬ大きな事件へと発展し、その顛末から起こる事態。
枕カバー事件の捜査の行方、ブラックダリア事件の真相を巡った組織内の軋轢など、とにかく盛り沢山で息つく暇もなし。
それにしても空気を読まないハッテラスに苛つくバラードとのやり取り、最初はイライラさせられるものがありましたが、今回はここまで来ると最早は漫才のようで面白くなってきました(笑)。
…と、思っていたんですが、なんとも予想もしない展開に「ええ!」と驚きの声をあげることになりました。
これだからコナリーは油断できないのよねぇ。。。
さてさて、バラードもマディもボッシュの後継者たる姿を見せてくれてい今後も楽しみ!
