『ミッキー7 反物質ブルース』 エドワード・アシュトン | 固ゆで卵で行こう!

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ミッキー7』の続編。

エクスペンダブルズ(使い捨て人間)としての任から解放されたミッキーですが、再び自分のクローンを目撃します。

一体何が起こっているのかと思っているところに犬猿の仲というか反目し合う司令官に呼ばれます。

この星に移住してきた人類たちにとって危機が迫っているため、反物質爆弾を回収しないといけないという…。

ミッキーは反物質爆弾を回収するために、敵対している先住者のムカデの協力が必要になってくるんですが、そのムカデたちもまた敵対するムカデたちとの問題があり、単なる回収作業で済むはずが、ミッキーは思いもよらない危険な冒険に挑む事に。

ミッキーは乏しい装備で恋人のナーシャと友人のベルト、それに警備兵のキャットたちなどと共に探索行に赴かざるを得なくなるのですが、仲間同士でも意見は一致しないのに、果たして異星人と信頼関係を築き協力し合えたり出来るのでしょうか。

ムカデと意思疎通を図るにも、価値観など根本的な違いから、なかなか理解を得る事ができない様子などがユーモラスな描写を交えながら展開するので、ミッキーたちが陥る危機的状況も、どこかコミカルで、危機や苦難をどう乗り切るのかを楽しみながら読む事ができました。

そうしてミッキーがどうにかこうにか意思の疎通を図り、理解し、協調しようとしてきたムカデとの関係、終盤はなかなかに胸熱なものがあり、ちょっとグッとくるものも。



ところで前作はポン・ジュノ監督によって映画化(映画版は『ミッキー17』)されて公開中ですね。どのように映像化されているのか、観てみたいです。