『エージェント17』 ジョン・ブロウンロウ | 固ゆで卵で行こう!

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殺しのスペシャリストであるエージェント“17”ことジョーンズ。
“15”までは次の番号のエージェントに殺されているが、“16”は生きたまま姿を消した事で、ジョーンズは棚ぼた的に殺し屋のトップに君臨していた。
その“16”の殺害指令をハンドラーから受けたジョーンズは、“16”の潜伏先を突き止めるのだが…。




冒頭、「スパイというのは君が考えているような仕事じゃない」と主人公の語りから始まるのでスパイ小説のように思えますが、実態は殺し屋を主人公にしたアクション小説で、壮絶なアクションや指令の裏にある陰謀、秘められた過去などが盛り上げてくれます。

特にジョーンズの予想をはるかに超えるような姿を見せる“16”が格好良く、主人公のジョーンズ以上に魅力的で、“16”が登場してからは物語も大きく動く事もあって俄然、面白くなりました。

よく考えると、ジョーンズが宿泊するモーテルで出会うキャットについては都合良すぎな展開だなとか、ジョーンズが殺しの技術と才能をある程度独学でってのは無理ある設定じゃないのかとか、そこまでやられたらもう死んでいるよとか、いろいろと突っ込みを入れられそうなところもあるんですが、それはそれで面白かったかも(笑)。

それは、そういう突っ込みどころもねじ伏せてしまうような展開の面白さ、キャラクターの魅力(16がイケオジって感じで格好いい!)などといった力がこの物語にあったからなんでしょうね。

さて、続編のタイトルは「アサシン18」ですと?!
て事は“17”であるジョーンズが狙われるって訳ですね。翻訳される日が楽しみです。