半径20m以内にいる人物に対して推理力を高める特殊能力〈ワトソン力〉を有しているという警視庁捜査一課三係の刑事、和戸宋志を主人公にしたシリーズ二作目。
ひとつの事件に対して関わった人たちによる多重推理が楽しめる連作短編集。
推理力が高まるだけじゃなく、それを披露したくなるという設定は面白いですよね。
SATの片瀬つぐみとのコンビぶりも楽しいけど、つぐみが出ない回も面白かったです。
中にはさすがにこの条件では厳しいのではと思うものもありましたが、サクサクと軽く読めるこういう短編集はやはり楽しいですね。
それにしても毎回のように非番の日に事件に遭遇すると、現場に居合わせた人達からは刑事に見られないという冴えない感じの和戸がちょっと可哀想だなと思ったりも(笑)。
ところで最終話のように、和戸の特殊能力は今後も狙われたりするのかな?

