2024年12月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

 

 
 
 
2025年の元日は、お世話になっている書店カフェへ新年のご挨拶に。
 
もちろん初詣も。
 
昨年の積読本も一冊読み終え、「相棒元旦スペシャル2025」を観て、充実した一日を過ごせました。
 
 

 
さて、昨年最後の月は再読本や絵本も含めて16冊読んでいました。
 
一年の最後の追い込みって感じでしょうか(笑)。
 
その中で印象に残ったのは『弟、去りし日に』と『ギャングランド』、それに『80歳、まだ走れる』です。
 
また、国内作品も4冊読んでいて、うん、満足な月となりました(笑)。
 
 

12月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4652
ナイス数:471

80歳、まだ走れる80歳、まだ走れる感想
読むと体を動かしたくてウズウズする一冊。体力の低下などで走る事への情熱を失いかけていた著者が、多くの高齢ランナーへのインタビューや科学的、心理学的、哲学的なアプローチを経て、目標と希望と絶望を抱えながらも世界選手権で走るようになる姿が描かれています。自分自身は走る事は無いけど登山はするので、多少違っても理解出来る部分も大きかったです。印象的だったのは解放がテーマで特に女性のそれについて。また、男の弱さというのも確かにと頷くものが。自分自身の年齢と人生に重ねて考える部分も大きく考えさせられました。
読了日:12月31日 著者:リチャード・アスクウィズ
ターングラス: 鏡映しの殺人ターングラス: 鏡映しの殺人感想
エセックス篇とカルフォルニア篇、本を反転してどちらから読んでも楽しめるというテート・ベーシュ。解説及び訳者の後書き(中書き)も真ん中に収められているという凝りよう(笑)。ゴシックホラー的雰囲気たっぷりなエセックス編から読みましたが、カリフォルニア編から読んだ方が理解しやすいのかも。ともあれ鏡映しのようにリンクしていく様は「おお」となります。しかし何かしらモヤっとするものも残り、その辺を確かめたくて、時間ある時にもう一度、今度は反対から読んでみたくもなりますね~。
読了日:12月29日 著者:ガレス・ルービン
ギャングランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)ギャングランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
著者の『流刑の街』は個人的にオールタイムベストな作品なだけに期待しまくりの本作。期待以上とは言えなかったけど、ギャングの中で抱えた秘密を守りつつなんとか泳ぎ切ろうとするニッキー。果たしてニッキーが下す決断とは。徐々に追い詰められながらも大きな誘惑に心躍る場面はこちらも胸が躍るものがありました。アル・カポネ以降の裏社会(ギャングランド)を虚実入交りながら描かれる叙事詩。少々淡々としているところが物足りない部分はあるけど、実に面白く、特に後半は一気読みでした。
読了日:12月25日 著者:チャック・ホーガン
警察・スパイ組織 解剖図鑑 (書籍)警察・スパイ組織 解剖図鑑 (書籍)感想
日本も含め世界の警察やスパイ組織について、翻訳家の加賀山卓朗さんと書評家・映画ライターの♪akiraさんによって簡潔に分かりやすく説明されている図鑑。なるほど〜、とあらためて認識できるし、何より分かりづらい保安官のシステムもよく分かります。松島由林さんのイラストも素敵で、それを見てるだけでも楽しいんですが、〈ワシントン・ポー〉シリーズのイラストページには主人公の愛犬まで描かれているなど趣味趣向が伺えるも面白かったですw これを読むと観た事の無いドラマや映画は観たくなるし、小説も読みたくなりますねぇ。
読了日:12月21日 著者:加賀山 卓朗,♪akira
幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)感想
ついにこれで本当にシリーズ完結と思うと、勿体なくて読めなかったんですが、年を越す前にと読みました。最終話でタイトルを回収する場面が実に感慨深かったです。結のその後の話では姉を憎むあまり娘にまで冷たくあたる場面は切なくも有りつつ、結の事が憎らしくも。でも結が最後に感じ理解した想いには不覚にもじーんときてしまいました。叶わぬ事かも知れませんが、幸と結が再開し笑い合える、もしくは娘の桂が幸の元でその才能を発揮する未来などを思わず想像したりも。そうそう菊栄さんの「腹黒」発言と元夫との関係性も面白かったです。
読了日:12月21日 著者:髙田 郁
宵を待つ月の物語 一 (富士見L文庫)宵を待つ月の物語 一 (富士見L文庫)感想
なんといっても、ゆきうさが可愛い。口の悪いところがまたいい(笑)。さて、主人公は〈まれびと〉となった少女、夜花。自立しようと頑張り屋で明るい彼女、実は孤独でどうしようもなく厭世的な彼女の痛みが胸を打ちます。一方で同じ〈まれびと〉となった少女、晴。彼女の自覚の無い悪意が怖いですね。果たして二人の運命はどうなるのか。そして呪いと祝福を受けている千歳の打算的だった目的が、夜花との交流で変化が見られますが、それが夜花と千歳の未来に何をもたらすのか。続きが楽しみな現代ファンタジーの開幕です。
読了日:12月19日 著者:顎木 あくみ
その復讐、お預かりします (双葉文庫 は 33-04)その復讐、お預かりします (双葉文庫 は 33-04)感想
復讐屋というとダーティなイメージがしますが、実際に成海慶介はなんともゲスかったですw「復讐するは我にあり」と言いつつ遊んでばかりのようで、どう復讐を成功させるのか興味深く読め、なんだかんだで依頼人が納得する方向にもっていくので、やはり優秀なんでしょうね。とはいえこの方法でうまくいく事もあるだろうけど、失敗する事も多そうなんですが、どうなんでしょうw 成美に復讐を依頼するも断られ強引に秘書として雇ってもらった美菜代が、改めて復讐を決意する姿はリアルで、それゆえに彼女を助ける成海をちょっと見直しました。
読了日:12月17日 著者:原田ひ香
クリスマスマーケットのふしぎなよる (講談社の創作絵本シリーズ)クリスマスマーケットのふしぎなよる (講談社の創作絵本シリーズ)感想
なんといってもイラストが可愛くて綺麗で素敵です。じっくり細かいところまで眺めていたくなるのですが、クリスマスの魔法でそれがより強く感じます。落ちていた星をツリーのてっぺんに戻してあげるために、クリスマスマーケットで沢山の仲間と共に行列をつくり、梯子となる様子は愛おしいものとして映ります。しかし意地悪な北風さんの寂しい想いにはちょっと胸が苦しくなりました。最後は白い雪が舞い、とても素敵な一場面となり良かったです。
読了日:12月16日 著者:たなか 鮎子
にんじゃサンタ (クリスマス×おはなし【4歳 5歳からの絵本】) (PHPにこにこえほん)にんじゃサンタ (クリスマス×おはなし【4歳 5歳からの絵本】) (PHPにこにこえほん)感想
日本のサンタさんは忍者だったのねw「われわれは にんじゃサンタなのです」この、です口調がいいね。ひたひたひたと走り、シューと飛び回る姿は躍動感あって引き込まれ、めちゃ楽しい。帽子のぼんぼんを自分でつける姿も可愛いですし、最後にひたすら巻く姿も素敵でした。
読了日:12月16日 著者:丸山 誠司
よるくまクリスマスのまえのよるよるくまクリスマスのまえのよる感想
クリスマスの時期に読みたい絵本。よるくま、可愛い。でも子供より大人が読んだ方がぐっとくる部分が大きい気がします。夜、寝る前に読むと、あたたかい気持ちでぐっすり眠れそう。
読了日:12月14日 著者:酒井 駒子
雪の夜は小さなホテルで謎解きを (創元推理文庫)雪の夜は小さなホテルで謎解きを (創元推理文庫)感想
【再読】初めて読んだ時はアレはきっとこうなんだろうなぁと、そこが気になりつつ読みましたが、再読で分かっていながら読むと、マイロの少年らしい心の機微、優しさとあたたかさに胸を打たれ、より涙する場面も。クリスマス時期になったらきっとまた読みたくなりますね。ところで続編やスピンオフシリーズは翻訳されないのかな。東京創元社さん、お願いします!
読了日:12月13日 著者:ケイト・ミルフォード
このミステリーがすごい! 2025年版このミステリーがすごい! 2025年版感想
惰性かもだけどコレを買ってチェックしないと年を越せませんw 国内編は21位以下でかろうじて1作品。海外編は10以内は5作品、11位以下で3作品、21位以下で5作品を読んでいました。積読本含めて読み逃しているものもチェックしたいな。
読了日:12月10日 著者:
弟、去りし日に (創元推理文庫)弟、去りし日に (創元推理文庫)感想
『静かなる天使の叫び』も良かった記憶があるけど本作もまた良かった。保安官のヴィクターが喧嘩別れしたままの弟の訃報を受けて始まる物語。事実と現実に直面し、周囲に壁を作ってきたヴィクターが人生を取り戻していく様子が、弟の事件と少女が殺された事件を軸にじっくり描かれています。事件の裏にある真実や自身の悔恨など全体的に暗いトーンながら、登場人物達の会話にはユーモアもあって読みやすかったです。終盤はやはりそういう風にいくのかと思いつつも、ヴィクター達の激情に煽らるように熱くなりながら一気読みでした。
読了日:12月08日 著者:R・J・エロリー
へいわとせんそうへいわとせんそう感想
ひと言と一枚の絵でシンプルだけに強いメッセージが。戦争と平和について子供から大人まで考えさせてくれる素晴らしい一冊。
読了日:12月08日 著者:たにかわしゅんたろう
キングの身代金〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)キングの身代金〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
〈87分署〉シリーズの中でも代表作と呼ばれる作品を、作家の堂場瞬一さんによる新訳で読む事ができました。〈87分署〉シリーズは初期の数作しか読んでいなかったので、こういう機会は嬉しい。お馴染みの刑事達が脇に回って、身代金を支払うのかどうなのか。そして犯人達はどう金を受け取るつもりなのか。徐々に緊張感高まっていく様子が一気に読ませます。車の装備について序盤で指摘しているのに肝心なところで忘れていたのは頂けませんがw 黒澤明監督により映画化された『天国と地獄』、多分観ていないと思うので観てみたい。
読了日:12月06日 著者:エド・マクベイン
かすてぼうろ 越前台所衆 於くらの覚書 (光文社文庫 た 54-1)かすてぼうろ 越前台所衆 於くらの覚書 (光文社文庫 た 54-1)感想
戦国時代末期の越前の国。農家の娘の於くらが人に寄り添う料理を作る姿が清々しくも凛々しく映る、お仕事小説であり成長物語。地元が舞台だけに冒頭から知っている場所が出てくるのでイメージしやすかったです。基本的に悪い人がいないので読み終えて心地良くなれるのもいいですね。欲を言えばもう少しじっくり読みたいと思わせる、恋愛や歴史的背景、武士の誉、それに戦についてなど様々な要素も詰まっています。於くらにとって料理が戦ではあるけど、それを通じて未来へと繋げていこうとする姿、眩しかったです。
読了日:12月02日 著者:武川佑

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