石油王のラルフ・サンプソンがある日、行方知らずとなる。
誘拐されたのか失踪したのか、夫を探して欲しいとサンプソン夫人から調査を依頼された私立探偵のリュー・アーチャーは、その行方を追うが、アーチャーの前にはいくつも死体が現れる事となり、事件は複雑な様相を見せる。
〈私立探偵リュー・アーチャー〉シリーズ1作目。
誘拐されたのか失踪したのか、夫を探して欲しいとサンプソン夫人から調査を依頼された私立探偵のリュー・アーチャーは、その行方を追うが、アーチャーの前にはいくつも死体が現れる事となり、事件は複雑な様相を見せる。
〈私立探偵リュー・アーチャー〉シリーズ1作目。
失踪した石油王の後妻と犬猿の仲の義理の娘ミランダや、ミランダが愛する一家の専属パイロット、ミランダとの結婚を望んでいる弁護士。
そこに映画女優やインチキ宗教家、チンピラなどの登場人物により事件が複雑に絡み合って浮かび上がってきます。
いつ以来ぶりかで再読しましたが、プロットも展開もキャラクターの造形も、いま読み返すと少し荒っぽい印象が。
でも最後の捻り、これがいいですね。
でも最後の捻り、これがいいですね。
ミランダとのやり取りの中で、アーチャーが口にするセリフには痺れるものがありました。
ただ、今回の再読でも、読んでいて物語の中に入り込めきれない部分が。
決して面白くない訳では無く、いかにもハードボイルド的なお約束のようなプロットや展開は楽しめるものの、いまひとつ「あわないなぁ」なんて、やはり思ってしまったのが正直なところ。
それもあって実はロス・マクドナルドは本作とシリーズ2作目の『魔のプール』しか読んでいなくて、名作と誉れ高い作品が未読のまま。
先日参加させてもらった「陸秋槎さんと読書会&ミニトーク」にて陸さんも「初期の作品はちょっと…」なんて仰っていましたし、他の方からも同じような事をお聞きしたので、食わず嫌いを改め、これを機会に評判のいい作品を読んでみたいなと思っています。

