刑事弁護士 "ミッキー・ハラー" シリーズ7作目。
無実の罪で服役している人を救う事に目覚めたリンカーン弁護士のミッキー・ハラー。
元刑事のハリー・ボッシュと共に、元夫を殺した女性の事件に目をつけ調査を始めるのだけれど…といったストーリー。
前半は事件の背景など調査する様子がじっくり描かれているけれど、徐々に明らかになる事実とその組み合わせによって、今後の道をみつけていく過程には次第に夢中になってしまいますね。
今回はミッキー・ハラーのシリーズだけれど、前半はボッシュの出番も多く、ボッシュ・シリーズを読んでいるのかなっと勘違いしそうです(笑)。
中盤に入り、法廷での場面が主となるとコナリーのページタナーぶりがこれでもかって感じになり、いつものように一気読みです。
反対側から見ればハラーの姑息とも言えるような反則すれすれの手段も、それが効果を発するから面白いんですよね。
そして検察側に助っ人と入った人物が取った手段には「それは無いよ」と、ハラーで無くとも怒りを覚えます。
まぁ、考えてみたら騙し合い化かし合いをするハラーも検察側、どっちもどっちもなんですけどね(笑)。
なにはともあれハラーとボッシュ、二人にとっても復活の歩みとなる本作、堪能しました。
そうそう、判事が最後に下した裁定には思わずニヤリとさせられましたが、この辺りも実にうまい。
ところでボッシュが運転する際にハラーは後部座席では無く助手席に座るという約束をしているのですが、毎回のように後部座席に座ってボッシュに指摘されるハラーの姿が描かれますが、雰囲気悪くなるからいい加減に覚えろよと思ったのは自分だけでしょうか(笑)。
さて次は〈バラード&ボッシュ〉ものだそうですね。
ボッシュもまだまだ頑張ってくれそうですし楽しみです。


