〈ワニ町〉シリーズ8作目。
今回は女性を食い物にする〈キャットフィッシュ〉、いわゆるロマンス詐欺にあった被害女性たちのためにフォーチュンたちが立ち上がります。
いつものようにアイダ・ベルとガーティとの、もはやコントのようなやり取りは可笑しく、思わず声に出して笑ってしまう事もしばしば。
特にガーティによる扮装だったり、肝心なところで転んだり落ちたりする姿は、もう様式美と言っても過言では無いかも(笑)。
けど、これまでなら様々な事に首を突っ込んでは、保安官補のカーターによる疑いの目から誤魔化すというところまでも含めた流れまでも含んだコントみたいだったものの、この流れにも変化が。
そう、今回はシリーズというかフォーチュンにとって、まさに転換点となるようなお話で、カーターとの仲にやきもきしていたファンも要注目です。
CIAの凄腕の殺し屋だったフォーチュンが、正体を隠して身を潜めたシンフルの町で、アイダ・ベルやガーティだけで無く、様々な事件を通じて触れ合った人たちと過ごした経験は、フォーチュンに何をもたらしたのでしょうか。
さて、事件そのものは怪しいと思った人物はちょっと分かりやすかったかなと思いますが、目くらましのように描かれていた容疑者が抱えていた秘密が何よりも意外で面白かったですね。
ところで序盤、ウォルターがフォーチュンと語り合うシーンも印象深く、出番は少なかったもののその姿は何とも恰好いい!
同性でも惚れてしまいます。
なので、どうしてアイダ・ベルは…と思ってしまいますねよね(笑)。
この辺りもいつか理由が語られるのでしょうか。
本国ではシリーズは28作目まで出ているとか?!
追いつくまで時間がかかっても、これからもフォーチュンたちの活躍が日本でも紹介されますように。

