〈千歳くんはラムネ瓶の中〉シリーズ9作目で、学校祭編完結編です。
まずは学校祭の幕開けを彩るような、優愛の想いを伝えるサックスの音色には思わず目の奥がつんとくるものが。
いきなり序盤から目が離せない場面ばかりで、それぞれのキャラクターにしっかり見せ場が用意されているのが、各キャラクターのファンには嬉しいプレゼントでしょうか。
この辺り、まるで、朔が同じ青組となった仲間たちにそれとなく目を配ってフォローしている様子とリンクされているかのようにも思えたりも。
さて、やはりメインは紅葉と悠月。
後輩としてもですが、出会いが遅かった分だけ積み重ねた時間が少ない紅葉。
真っすぐであり、したたかさもあり、強くもあって弱さもある彼女のその想いは、朔にどう受け止められるのでしょうか。
そして悠月。
その美しさと強さは朔にとってどんな存在なのでしょうか。
まるで互いにとって鏡のような存在は、共に高め合う関係性として未来に繋がるものなのでしょか。
紅葉の想いにも、朔の優しさも、悠月の美しさも、そしてそれぞれが向き合う真っすぐな想いは胸を打ち、涙なしでは読めませんでした。
いやはや「もうこのまま完結でも良くない?」とも思えてしまう巻でしたが、この先に描かれるのは果たしてどのような「想い」でしょうか。

アニメ化は来年だそうですが、映像で見ると気恥ずかしくて、真正面から観られないかも(笑)。
とはいえ楽しみですし、福井在住の読者はもちろん、「#チラムネ福井コラボ」で既に福井に遊びに来られている全国のファンの皆さんも、より一層楽しめる事になりますね~。
