2024年6月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

 

 

 
 

 

先週ですが、仕事終わってから妻と合流し、そのまま「秋吉」へ。

 

平日のまだ早い時間帯だったので待たずに席に着け、注文したものもすぐに出てきて快適に食べて飲んでこれました。

 

そしていつも食べ過ぎるほど食べて帰るんですが、この日は腹八分目で。

 

うん、大人になったなぁ(笑)。

 

 

 

 

 

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:4178
ナイス数:354

ロング・プレイス、ロング・タイム (小学館文庫 マ 9-1)ロング・プレイス、ロング・タイム (小学館文庫 マ 9-1)感想
【再読】2月ほど前に読んだばかりなのに細かいところを忘れている自分のザル頭よw それは置いといて、再読でもやはり面白い!そして前回、あまり気付いていなかった点や、伏線についてもよく分かったので、より楽しかった。問答無用でおすすめ。
読了日:06月28日 著者:ジリアン・マカリスター
車椅子探偵の幸運な日々 (ハヤカワ・ミステリ)車椅子探偵の幸運な日々 (ハヤカワ・ミステリ)感想
進行性の難病、SMA(脊髄性筋萎縮症)を患う26歳の青年ダニエルの語りで描かれる物語。ミステリとしての側面よりも、難病に冒され時には呼吸が止まる事もあるという、死を常に意識している主人公だけど、決して悲嘆せず周りの人たちとの関りによって前向きに生を謳歌する様子を描いた青春小説といった趣き。死を受け入れているように見えても、やはり生きたいと願う想い、ダニエルの周りの人たちへの感謝や生きる喜びが、ユーモラスな語り口の中でなんとも胸を打ちますし、ダニエルを通じて自分自身の幸運を見つめ直したくなりました。
読了日:06月27日 著者:ウィル・リーチ
リプレイ (新潮文庫)リプレイ (新潮文庫)感想
〇十年ぶりに【再読】。例によって内容は殆ど忘れていたので新鮮に楽しめました(笑)。で、思っていた以上に性やドラッグに奔放な場面があったんだなとびっくり。そういうのを含めて、主人公が過去に戻りリプレイする25年の文化、風俗の変遷が興味深く読めたのは、自分も昔に比べて見聞きし、経験し、知識としてきたものの積み重ねがあるからかも。さて、再読でもやはり面白い!リプレイして得たものを失った時の絶望と、愛する人と再び生きる希望など生き生きと描かれています。しかしその果てに主人公が得るものとは?!
読了日:06月25日 著者:ケン・グリムウッド
ゴーイング・ゼロ (小学館文庫 マ 10-1)ゴーイング・ゼロ (小学館文庫 マ 10-1)感想
巨大IT企業の犯罪者追跡システムをCIAが共同運用のため実証実験を行い、集められた10人は1か月逃げ切る事ができれば300万$の報酬が。犯罪を防ぐ為にはプライバシーの侵害も問題ないという恐るべきでありそうなシステムと設定が魅力的。しかしその設定部分は色々甘いところもあり、読んでいて気になったかな。でも、途中で反転させる展開はスリリングで面白かったです。ラストはどうにもすっきりしませんが、この辺は好みの問題でしょうし、やはり映画向きなお話です。印象に残ったのは人は自らプライバシーを明け渡す生き物だという事。
読了日:06月19日 著者:アンソニー・ マクカーテン
レイアウトは期日までにレイアウトは期日までに感想
職を失い住んでいる家も追い出され崖っぷちなデザイナー志望のめぐみが、同年代で気鋭の装丁家である青のもとで住み込みで働くように。憧れの青と共に働けると希望に満ちるもその仕事は思っていたものと違って落ち込むも、次第に青に信頼されていく様子が、本の装丁という本好きなら知りたくなるお仕事の裏側を垣間見ながら楽しく描かれています。専門用語とか分からないものも多く、お仕事小説としてはもっと深く描いて欲しい気もしますが、お仕事バディ小説として気楽に楽しめる一冊でした。
読了日:06月16日 著者:碧野 圭
金庫破りとスパイの鍵 (創元推理文庫)金庫破りとスパイの鍵 (創元推理文庫)感想
シリーズ二作目。第二次世界大戦下のロンドン。いよいよドイツ軍がイングランドに迫る中、ナチスへ協力しているスパイに迫るミッション。そんな中で描かれるロマンスの行方は?!前作ではフェリックス推しでしたが、ここに来てラムゼイ少佐の表情を変えないもののその目や言動が示唆するものが見えてきて、うむ、少佐も悪く無いと思えてきました(笑)。そしてついにドイツ軍による爆撃が始まり、ユーモラスなロマンスの中で戦時下である事を実感しより覚悟を決める場面がなんとも印象的でした。そしてエリーの母親の真実など、続きが気になります!
読了日:06月15日 著者:アシュリー・ウィーヴァー
ドライドンの曙 (ハヤカワ文庫JA)ドライドンの曙 (ハヤカワ文庫JA)感想
ちょっと忘れた頃の149巻。今回はイシュトヴァーンを討つためにドライドン騎士団がクリスタルへと向かい道中と、同行したヴァレリウスがクリスタルにてあの方との再会が描かれます。物語の進行とは直接関係無い船での描写などがちゃんとあるのが嬉しいですね。ま、その分、話は進まないんですが(笑)。それでもそんな描写は最低限で雰囲気を出してくれているのが好印象です。さて、ユリウスに狙われたブランの貞操が最も気になった巻となりましたが(笑)、あの方、それにレムスの運命やいかに。次回は早めに読めるといいなぁ。
読了日:06月10日 著者:五代 ゆう
密航者 (ハヤカワ文庫NV)密航者 (ハヤカワ文庫NV)感想
無罪票を投じられ自由の身となった連続小児殺人犯が同じクルーズ船に乗っていると知ったら。そして自身とその家族に危機が迫っているとしたら。本当に無罪評決を受けた容疑者は犯人では無かったのかなど、序盤からグッと引きつける引力でもって、そして密室状態の船の中で追い詰められていく様子は緊迫感あって一気に読ませます。その一方でツッコミだしたらキリが無いぐらいツッコミポイントも。2時間サスペンス、B級サスペンスアクション映画として楽しめる一冊じゃないでしょうか(笑)。
読了日:06月08日 著者:ジェイムズ・S・マレイ,ダレン・ウェアマウス
夜明けを探す少女は (創元推理文庫)夜明けを探す少女は (創元推理文庫)感想
大好きな姉を不法侵入の疑いで白人警官に射殺された黒人の少女ボー。姉の無実を信じて現場にいたはずなのに消えてしまった姉のボーイフレンドを探し始めます。しかしその中で姉が亡くなった事で崩壊する家庭とボー自身の精神の危うさが胸に迫ります。とはいえ怒りや悲壮感だけでなく、親友たちや好きな人とのやり取りなど明るい面もあって等身大のボーの姿が見れるのが良かった。変えられない現実もあり、決して全てが良い結末を迎える訳ではありません。けれどもボーの揺れ動く心情は細やかで、その上で迎える前向きなラストが心地よかったです。
読了日:06月05日 著者:ジュリアナ・グッドマン
ザ・ロング・サイド (小学館文庫 ヘ 2-6)ザ・ロング・サイド (小学館文庫 ヘ 2-6)感想
〈弁護士ボーセフィス〉シリーズ2作目にして完結編。もうボーのお話は終わってしまうのかと思うと寂しい。地元高校のフットボールのスター選手オデルがオデルのGFである地元人気バンドボーカルのブリタニーを殺害した容疑で逮捕された事件の弁護を依頼されて葛藤するボーが描かれます。容疑者も被害者も黒人同士でどちらもスターだった事で世間の注目を浴び、弁護を受ける事の難しさを実感しつつも、自身の信じる道を選ぶ父ボーの姿に、息子であるT・Jが『ものまねと鳥を殺すには』を引き合いに出す場面が印象的で、本作もやはり胸熱でした。
読了日:06月01日 著者:ロバート・ベイリー

読書メーター

 

 

 

6月は再読した作品も含めて10冊。

 

そして年間ベストに入れたくなりそうな作品も多く読めました。

 

梅雨の間は週末登山もお休みなので、その間に積読本を読んでいこう~。