〈2.43清陰高校男子バレー部〉の清陰高校のライバル校、福蜂工業高等学校が舞台にした短編集。
バレー部の他、陸上部、柔道部といった運動部だけでなく、文化部なども含めて描かれる、眩しくもあり、甘酸っぱくもあり、清々しいまでの熱さが感じ取れる青春小説集です。
中でも表題作には、苦みと甘酸っぱさで涙腺も緩みそうに。
中でも表題作には、苦みと甘酸っぱさで涙腺も緩みそうに。
それぞれに登場する少年少女たちの、悩み、もがき、そして前に踏み出そうとする姿は、歯がゆくもあったり愛おしくもあったりで、みんな頑張れと応援したくなります。
また、舞台となる福井の様子も、地元民からするとまさに目に浮かぶようで、そのあたりも楽しかったですね。
ところで本書、実は、ずっと〈2.43清陰高校男子バレー部〉シリーズの一つかと思っていました。
もちろん、シリーズに登場する三村や越智といったキャラクターも登場するので、〈2.43清陰高校男子バレー部〉シリーズのファンは余計に楽しめること請け合いです。
しかし、あくまでシリーズのスピンオフ的な短編集なので、シリーズを読んでいなくとも楽しめる青春小説集です。
