2023年4月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

4月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:4302
ナイス数:335

スパイ教室 短編集04 NO TIME TO 退 (ファンタジア文庫)スパイ教室 短編集04 NO TIME TO 退 (ファンタジア文庫)感想
〈スパイ教室〉短編集第4弾。最初のリリィが養成学校に戻る話なんかは‟らしい”仕掛けがあって、今でも騙された喜びを感じれます。印象に残るのはエルナの苦みの残る物語。そして何より焔の火種が残り、受け継がれていく事を描きながら、灯のメンバーやランたちがスパイとしての覚悟と、その先を見据えた目標が、どこか切なさもありつつも力強さを感じさせるのがいいですね。彼女たちの成長を本編以上に感じさせてくれ、いよいよ始まる3rdシーズンへの期待に繋がりました。
読了日:04月30日 著者:竹町
ヒポクラテスの悔恨ヒポクラテスの悔恨感想
シリーズ4作目。自然死に見せかけた殺人を行うとの犯行予告が。古手川刑事は真琴先生を半ば強引に連れ出し片っ端から事件に突っ込んでいくという連作短編集。自然死と見られる被害者の背後関係を調べ解剖まで持っていく様子は警察小説としての側面が強いです。しかし最後は光崎教授の目が光ります。それぞれやるせない事実が待っている中、光崎教授の過去、悔恨について明かされます。古手川と真琴のやり取りは漫才のようでそこにキャシーも入ってユーモラスな語り口ですが、司法解剖を始めとする社会問題もしっかり提起されて考えさせられますね。
読了日:04月29日 著者:中山七里
孤島の十人 (海外文庫)孤島の十人 (海外文庫)感想
孤島に集められた高校生の男女10人。その中から1人1人と殺されていく『そして誰もいなくなった』へのオマージュなクローズドサークルもの。とはいえミステリーというよりサスペンス。男女の色恋沙汰と友情のもつれがメインで、スラッシャー系スリラーが好きなら楽しめる一作。なんだかんでサスペンスフルに進むので、ぐいぐい読ませる力もあります。少々強引なきらいもあります。本格推理を期待すると肩透かしかも知れませんが、YA向けのスリラーとして十分楽しめました。
読了日:04月25日 著者:グレッチェン・マクニール
私の唇は嘘をつく (二見文庫 ク 12-2)私の唇は嘘をつく (二見文庫 ク 12-2)感想
【再読】再読なのに面白い。初読時は読んでいて辛く感じる部分や物語の行方への不安もあったけど、内容を分かって読む、再読だからこそこの物語のデティール、メグやキャットの内面まで、初読時より感じ取れ夢中になれたかも。メグが行ってきた他の件についても、そしてメグのこの先も知りたくなると同時に、キャットの未来も知りたくなりますね。しかしここに出てくる男性でいい人だったのはゲイのキャルぐらいでしたし、男性読者としては結構身につまされますね。わが身を顧みて改めるべきところは改めないとw
読了日:04月21日 著者:ジュリー・クラーク
吸血鬼ハンター(41) D-暁影魔団 (朝日文庫)吸血鬼ハンター(41) D-暁影魔団 (朝日文庫)感想
〈吸血鬼ハンター〉シリーズ41作目。今回のお話、好きかも。ラストの描き方も含め、ちょっといつもとは違った感じもあるんだけど、なにより序盤にDの微笑が見れるとは!この場面、なぜか思わずキュンして、なぜか泣けてきた(笑)。しかし今回のDはいつものような強さも見せるけど、助けがなかったらかなり危なかったですね。それにしても宇宙の果てで見たものとはどれほどの絶望をもたらすものだったのでしょうね。
読了日:04月18日 著者:菊地 秀行
ポピーのためにできること (集英社文庫)ポピーのためにできること (集英社文庫)感想
やっほー。一体何が起きているのか、何を読まされているのか分からないまま読み進めると、ぼやっと浮かび上がってくる疑惑と不穏な空気。メールやメッセージのやり取りだけで描かれる物語は、誰も彼もが信じられない!そして登場人物が多過ぎて把握しきれない(笑)。でも、デジタルなやり取りだけでも個性が出ていますし、ミステリーとして、物語としての面白い試みですし、とにかく最後の最後もまたぞわぞわっとさせてくれました。もうこれからは気軽にやっほーとは言えなくなるかも(笑)。
読了日:04月17日 著者:ジャニス・ハレット
木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (ハヤカワ・ミステリ)木曜殺人クラブ 二度死んだ男 (ハヤカワ・ミステリ)感想
〈木曜殺人クラブ〉シリーズ2作目。登場人物の紹介も終わっているためもあって、すんなり入り込め、前作以上に楽しかった!ユーモアたっぷりの語り口に思わず声に出して笑ってしまう事もしばしば。エリザベスを中心とした老人たちもクールですし、エリザベスたちに協力するクリスやドナの私生活も目が離せません。ミステリーとしての仕掛け、伏線の回収や、最後の最後まで一捻りあって、本格ものとしても楽しめます。そして何より愛がいっぱい詰まっているのがいいね!
読了日:04月08日 著者:リチャード・オスマン
空への助走 福蜂工業高校運動部 (集英社文庫)空への助走 福蜂工業高校運動部 (集英社文庫)感想
〈2.43 清陰高校男子バレー部〉シリーズの清陰高校のライバル校、福蜂工業のバレー部の他、陸上部、柔道部などで描かれる、眩しくもあり、甘酸っぱくもあり、そして清々しいまでの熱さが感じ取れる青春短編小説集。てっきり2.43シリーズの一つかと思っていたんですが、あくまでスピンオフ的な短編集で、シリーズのファンは勿論、シリーズを読んでいなくとも楽しめる一冊。中でも表題作が苦みと甘酸っぱさで涙腺緩みそうに。舞台となる福井の様子も地元民からはまさに目に浮かぶようで、その辺りも楽しかったですね~。
読了日:04月08日 著者:壁井 ユカコ
夜を生き延びろ (集英社文庫)夜を生き延びろ (集英社文庫)感想
自分の親友を殺した男と二人きりの車内。果たしてチャーリーは無事に生き延びれるのかという設定だけでもう美味しいw いかに相手に覚られないか。それとも覚られた上で窮地を脱するのか。映画オタクなチャーリーが突如流れてしまうという脳内映画も含めてミスリードさせ、読者もまるで映画の中にいるかのような気分にさせてくれるのでは。と思ったら、いやはや本当に映画のような物語。予想外の展開とツイストする展開のドライブ感に一気に最後まで読ませます。最後の方は予想つくけど、そこも映画っぽくていいね。ラストに描いた真実も良かった。
読了日:04月05日 著者:ライリー・セイガー,鈴木 恵
嘘と聖域 (小学館文庫 ヘ 2-5)嘘と聖域 (小学館文庫 ヘ 2-5)感想
マクマートリー教授も亡くなり、何もかも失い自暴自棄となった黒人弁護士ボーセフィス・ヘインズを主役にした新シリーズ。出だしから暗い影に覆われているかの様子に不安に駆られますが、ボーの再起の物語であると共に一級品のサスペンスとして「ケツの穴全開で」読み切らせるページタナーぶりは健在。夫を殺したとされるヘレン検事長の不利な状況をどうひっくり返すのか。諦めない気持ちを思い出していくボーの姿は読む者の背中も押してくれます。それにしても物語が反転する様に驚愕。彼らのその後の様子が気になります。続きを早く読ませて!
読了日:04月01日 著者:ロバート・ベイリー

読書メーター

 

 

4月に読んで海外ミステリーはどれもこれもおススメしたくなる、収穫多き月でした。

 

1~3月はいまひとつ読書の波に乗れなかったんですが、ここから乗っていけそうな予感です。

 

とはいえ、山シーズンに突入した事もあって、天気良ければ週末は本をあまり読めないかも(;・∀・)

 

とりあえずGW期間中に2冊は読めるかな。