元米国防情報局員マット・ドレイクは、テキサスの街中にて何者かから銃撃を受ける。
正体不明の襲撃者たちの謎を追うマットは、人身売買の組織を潰し、そして家族を守るためにイラクへと向かう事に。
サービス精神旺盛過ぎ問題発生です(笑)。
『シリア・サンクション』に続く〈マット・ドレイク〉シリーズ2作目は、前作以上に危機の連続で目を一瞬たりとも離せません。
休職中のDIA工作員のマットが何者かに命を狙われる冒頭のシーンがまずはいいですよね。
街中で受ける銃撃にカーチェイス。
そして無関係な人を守るために戦う姿。
実にクールで、その場面は映像として脳内に浮かんできます。
その後もDIAに復職したマットは性的人身売買を行う組織を追い死地に赴く様子が、まさに畳みかけるようなアクションに次ぐアクションで描かれていきます。
その中で容赦なく失われていく命に思わず絶句する場面も多いのですが、マットの軽妙な語り口もあって、武器などの専門的な説明も読みやすく、特に終盤は意外な展開もありページをめくる手も止まらず。
ぶっちゃけ「やり過ぎ」とか「そう都合良くはいかないだろう」とか、ツッコミどころもあるのはありますが、友情や裏切り、そして正義と愛がてんこ盛りで、そういったつっこみもねじ伏せていく熱量が半端ないです。
個人的には前作で影の主人公として登場した大統領首席補佐官のピーターの再登場も期待していましたし、やはりスパイ小説的な要素も強かった前作の方が好みではありますが、まさにハリウッド的でエンタメ性高い冒険小説です!
