〈あきない世傳〉シリーズ完結編。
正直、この巻で終わるとは予想していなかったので本屋さんで手に取った時に、帯に描かれた最終巻の文字には驚きました。
それだけに、幸たちが抱えていた問題、果たしてこの一冊で解決するのかと心配になりながら、そして、終わるのが寂しくてじっくり読みました。
音羽屋との絡みと結との事は急転直下といった印象ですが、幸への菊栄の言葉が何より腑に落ちます。
結と再び姉妹としての絆を取り戻す事ができるのかといった懸念は、これだけこじれ、長い月日が経ったゆえの結末が待っていましたが、結の覚悟や決意が印象的でもありましたね。
そして、幸のそばでずっと支え続ける賢輔の決意と想い。
これが「金と銀」というタイトルの意味だったのですね。
そんな二人の未来は、商いの橋を架け続ける五十鈴屋と共に、今後刊行されるという特別編2冊で描かれたりするのかな。
幸だけでなく菊栄、そして五十鈴屋の面々のその後がどうなっているのか、楽しみに待ちたいと思います。
それにしてもラストは・・・やはり泣けますねぇ。
