『つむじ風食堂の夜』などの月舟町シリーズの番外編というかなんというか、月舟町の住人を相手にした著者の物語論。
犬のジャンゴを含む月舟町のお馴染みの登場人物と著者である吉田篤弘さんその人が会話しながら、物語や小説というものについて語られていく、エッセイのような物語のような一冊で、まずは月舟町の住人に会えるのが嬉しいですよね。
その中で、著者の想いや考え方が見えてきて、ファンには嬉しくもあり、そして、ファンで無くとも作家という生き物の頭の中が垣間見えるようで、なんとも興味深い一冊ではないでしょうか。
その中にある記述、「遠くの方に小さく見えている灯り」くらいの希望・・・
うん、いいですよね。
そういう希望がまた見れるような、そして読者を優しく包み込んでくれるような、そんな物語を期待したいです。
