読書会に向けて何度目かの再読。
もともと我が家には昔の早川文庫版しか無かったのですが、今回は日暮雅通さん訳による光文社文庫の新訳版で読みました。
しかし何度か読んでいても、タイトル見ただけだと内容を思い出せないものが多い。
これは単に自分の記憶力の衰えが顕著になっているからでしょうか(笑)。
とはいえ読み出せば「ああ、この話か」とすぐに思い出します。
さて、今回は読みながら思った事をメモしようと考えたせいで、今まであまり深くは考えてなかったツッコミポイントに注目することに。
例えば、
「アイリーン・アドラーは、誰にホームズには気を付けるよう言われてたの?」
「〇〇と言うより素直に犯人の名前を言った方が早くない?」
「ホームズ、それはいくらなんでも冷淡過ぎない?」
「ミルクって?!」
「また遺産がらみか」
などなど、それぞれのお話毎にツッコミどころ満載。
子供の頃に読んだ時なんかは、その辺りは何にも感じず素直にホームズの推理力やトリックに感心したものですが、大人になるって寂しい事ですね(笑)。
しかし、そういったツッコミどころも愛おしく見えるのがホームズの面白いところで、今なお世界中でファンが増え続ける所以じゃないでしょうか。
時折ホームズがワトスンに見せる、ツンデレな様子や信頼や友情を見せる場面もまた「萌え」でしたし(笑)。
そういうバディものの楽しさってのはやはりホームズで教えてもらった気がしますし、うん、他の作品もまたタイミングを見て再読していこう。