ヴァネッサはデパートで働きなんとか生計を立てている中で、前夫リチャードが若くてチャーミングな女性と再婚する事を知り、それを阻止しようとリチャードの婚約者の元へ向かう。
一方、ネリーは、ハンサムで優しく、そのうえ裕福なリチャードと結婚を控え幸せな毎日を過ごしていたが、婚約した頃から無言電話がかかってくるようになり、また、見知らぬ女性の視線をしばしば感じるようになるなど、気味の悪い出来事が続くように
間違いなく、今年の読み逃しては勿体ない作品の一つです!
なので全力で紹介したいけれど、ネタバレ無しでの感想は難しい~。
まず第一部ですが、少々手間取りました。
ぶっちゃけこんなに詳細に描く必要あるのか疑問に思いながら読んでいました(笑)。
とはいえその中で、
「あれ?」
と思った事、違和感を覚えたところについて、真実が判明する第2部以降は一気読み!
なぜ、ヴァネッサは前夫の再婚を阻止しなければならないのかが明らかにされていく事で、今まで見えていたものが反転する様が鮮やか。
「え?そうなの?!」
「そうなんだ!」
と咀嚼しつつも徐々に明るみになる事実の積み重ねの上に、更なる展開が待っているので、実に気持ち良い読書体験でした。
また、読んでいて途中までは嫌な感じが続くのでどうなるかと思いますが、この手の物語としては意外にも爽やかな読後感も得られるので、イヤミス系や怖いのが苦手な人も手に取りやすいです。
とは言え全てがハッキリした訳では無く、読み終えた後、誰かと語りたくなる作品なのは間違いありません。
可能なら、予備識無しで是非読んで欲しいです。
うん、やはり読み逃しては勿体ない!
海外ものは苦手だという人にも手に取ってもらいたいサスペンスです。