『ローマ帽子の秘密』 エラリー・クイーン | 固ゆで卵で行こう!

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ブロードウェイのローマ劇場の観客席で一人の男が毒殺される。

事件が起きた直後に出入り口は封鎖されたほぼ満員の劇場から犯人はどこに消えたのか。

そして被害者が被っていたはずにシルクハットは一体どこに?!

市警のリチャード・クイーン警視と、その息子で推理作家にして名探偵のエラリー・クイーンが現場に乗り込み捜査に当たるのだが・・・。

 

 

 

 

〈国名シリーズ〉一作目。

 

クイーンの他の作品は読んだ事ありましたが、著者名と同じ名前の探偵役を務める主人公のこのシリーズを読むのは実は初めてでした。

 

ローマ劇場で起こった殺人事件、消えたシルクハットの謎、そして読者への挑戦状と、色々とミステリファンの心をくすぐってくれ、これがデビュー作というのがやはり驚きですね。

 

しかし一番インパクトに残ったのは息子を溺愛するニューヨーク市警のクイーン警視と、その父を愛するエラリーの様子。

特にエラリーが街を離れた後にクイーン警視のどこか消沈した様子は可愛くすら見えてきます(笑)。

 

更にインパクトに残っているのがエラリー親子の従者を務めているジューナが投げ飛ばされる場面。

一体何が起こったのかと、その場面は何度も読み返しました(笑)。

 

ガチガチの本格ミステリかと構えてたけど、本筋と関係ない場面が印象的で実に楽しかったですね。

 

 

 

ちなみに犯人に関してはハッキリとは分かりませんでしたが、犯行が行われた舞台となった事を考え、ぼんやりと「〇〇関係」の人だろうなと思っていたところ、その点に関しては当たっていました。

 

この辺りは今までミステリを読んできた経験で、ヒントが薄っすら見えたように思えます(^^;