参加する読書会の課題書が『そしてミランダを殺す』となったので、折角なので著者のデビュー作となる本書を再読してみました。
前回読んだ時は過去の事に懲りずにかつての恋人リアナのために行動する主人公ジョージに共感しづらく微妙な感想を抱いたものでした。
しかしこうやって時間を置いてあらためて読むと、意外にリアナを想い心の底で少しでも信じたいと願うジョージの男心が腑に落ちるものを感じ、楽しく読めましたね。
リアナの真の目的も含めて色々と荒い部分はあるものの、そして現在と過去のパートをもっとスマートに描ければよりスリリングなサスペンスとなったのではという部分はあるけど、リアナと過去に囚われたジョージを最後は応援したい気にもなれました。
それにしても時間が経つと読んだ時の印象ってやはり変わるものですね。
自分自身が歳を重ねた事で、多少なりとも色々な事を経験し感じてきたものがそうさせるのかも知れません。
そういった意味で再読するというのも悪くない時間の過ごし方かも。
時計仕掛けの恋人 (ヴィレッジブックス)