人生は思い通りに行かなく、現実の重みに押しつぶされそうになりながらなんとか生きていくしかない。
夢だけを追いかけられた青春時代のその青さは眩しすぎるけれど、押しつぶされそうになってもその時に信じていた輝きは決して嘘では無くて、その輝きをもう一度見る事、信じる事はもう一度人生をやり直す事への糧になります。
「井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る」。
見上げた青空は真実の青さなのです。
ところで、本書は同タイトルのアニメ映画のノベライズですが、映像からではなく脚本から描かれたとの事。
なので映像で観るのとは感じがだいぶ違うのでしょうか。
本書はあおいの視点で描かれているぶん、ストレートに伝わってくる部分が大きいけれど、正直ボリュームがあまり無いせいか、もう少し詰め込んで欲しいなぁというかもっと色々読みたいと、著者のファンである読者から見るとそう感じる部分があったかも。
額賀澪 「小説 空の青さを知る人よ」 (角川文庫)