〈羽州ぼろ鳶組〉シリーズ3作目。
火事を起こしてその裏で皆殺しの押し込みをはたらく千羽一家が江戸で動き出す中、個人の火消としては最強と呼ばれる「九紋龍」が登場し、その強さでもって暴走を見せます。
周りの者にまで犠牲を出すようなその暴走の果たしてその真意はいったい何なのか判明する時、火消し達の矜持が燃えあがり思わず涙。
とにかく熱い漢たちに惚れます!
しかしそんな漢たちより惚れてしまうような最強な人物といえば、やはり主人公の<火喰鳥>源吾の妻である深雪ですね(笑)。
終盤の火消達の奮闘も霞んでしまうような深雪が活躍する場面は誰よりも恰好良く、それと対比するように描かれる、その後の源吾と二人で歩く場面がなんとも微笑ましく印象的でした。
九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)