<吸血鬼ハンター>シリーズ35作目。
今回はDその人の活躍よりも、Dが相手しようとする貴族ヴラドルフ公と闘う事になる用心棒たちやその守護者についての物語といった感じでした。
その用心棒や守護者たちに関わる部分の描き方は、優しさと切なさの両方が描かれていて良かったですね。
その分、今回、というか最近はDの強さはほぼ無双状態で、そういった意味ではDの強さと冷酷さ、そして時折見せる人間への優しさといった描写が少ないのは残念なところかも。
また、ベネッサが貴族ヴラドルフ公に3歳の頃に見初められ花嫁となる事が決まっていた訳ですが、ヴラドルフ公が何故ベネッサを花嫁にしようと決めたのかといった理由が不明で、この辺は神祖の思惑絡みなのかと納得するしかないのかな。
ま、神祖の思惑は相変わらず不明のままなのはいいとして、Dの戦闘シーンなども説明不足でよく分からない描写も相変わらずなのは愛嬌ということで(笑)。
吸血鬼ハンター35 D-黒い来訪者 (朝日文庫)