江戸の町に火の手が上がる。
しかし、火消したちが出動するには火消し独自の規制である“鐘”が鳴らされないという事態が続発する。
果たして“鐘”は何故鳴らされないのか、火消したちを卑劣な罠が襲う・・・!
〈羽州ぼろ鳶組〉シリーズ2作目。
火消したたちを襲う卑劣な罠。
その罠を見破ってもなお打ち破るのは難しい相手にどう立ち向かうのか。
太鼓も半鐘も鳴らなくとも、他の火消し組があてにならなくとも、町を守るとために命を賭そうとするぼろ鳶組たちの面々の姿に胸を打たれます。
そして、ぼろ鳶組以外の火消したちも、火消しとしての矜持が文字通り熱くなる展開に、思わず目頭も熱くなります。
登場人物たちに掛け合いも可笑しく、コミカルな部分も物語の中でうまく緩急がつけられている中で、新之助が火消しとして成長している姿も頼もしいですね。
何より、その新之助が頭が上がらない源吾の妻である深雪が最強キャラなのが楽しいかも(笑)。
夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)