大森署管内で女性の行方が不明に。
その後、その交際相手とみられる男性が殺害され、容疑者は行方が分からなくなっている女性をストーカーしていた男として浮かび上がるのだが。
〈隠蔽捜査〉シリーズ6作目(通算8作目)。
今回はストーカー殺人事件を軸に、竜崎の原理原則主義のぶれない姿勢が、竜崎の娘も交際相手との事で今後のお付き合いに関して問題を抱える様子も絡め描かれます。
かつて竜崎の事を疎ましく思っていた部下や野間崎管理官までもが竜崎を信頼し頼っている様子が微笑ましくもある中で、自身の保身やプライドや野心に捉われる者が、まるでピエロのようにも見えるかも。
竜崎のようには決してなれないにしても、ほんの少しでも彼のように考えれるようになれればいいなと思いますね。
それにしても・・・
「小物には腹も立たない」には笑えました(笑)。
さて、タイトルの「去就」ですが、今回の事件で竜崎を陥れようとする罠が掛けられ、ついに竜崎も大森署からの異動があるのかと思わされるところですが、事態が収束した結果は今後どのような影響があるのでしょうか。
去就: 隠蔽捜査6 (新潮文庫)