『賢者の怖れ 7(キングキラー・クロニクル第二部)』 パトリック・ロスファス | 固ゆで卵で行こう!

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賢者の怖れ 7 (ハヤカワ文庫 FT ロ 2-12 キングキラー・クロニクル 第 2部)

 

 

〈キングキラー・クロニクル〉第二部の最終巻。

 

とにかく面白い。

 

ほんとうに面白い。

 

もう一度言うけど面白い(笑)。

 

なのに続きはいつ読めるのか分からないのが切な過ぎます。

 

このシリーズは第三部で完結するとの著者の話だけど、ここまで全然完結に向かって話が進んでないのに、いったいどうまとめるのか不安でしかありません(笑)。

 

個人的にはクォートの物語をもっと読んでいたいので、四部作でも五部作になってもいいので、とにもかくにも早く続き読ませて欲しい~。

 

そしてちゃんと日本でも続きを紹介してね、早川さん!

 

 

あ、この巻の内容についての感想を全く書いて無いかった(;´▽`A``

 

今回印象に残ったところといえば、フェルリアンとの経験を得てクォートは男の色気を醸し出すようになったのか、大学に戻ってから何人かの女性とお付き合いをするものの、すぐにその関係は解消されるところ。

 

クォートは、差し出せるものが何もなく、めずらしい石のようなものでしかないと自身の事を語りますが、クォートが差し出せる相手はデナ以外におらず、そんなデナは益々一体どんな人物なのか神秘的でさえあるように描かれています。

 

そのデナの事も含めて謎だらけ。

 

気になる点は多々あるものの、その殆どに解答は得られずモヤモヤしたまま読者は完結編を待ち続けるしかないのですね・・・。