![]() |
逃がし屋トナカイ (実業之日本社文庫)
350円
Amazon |
寂れた町の海辺の倉庫街にて〈トナカイ運送〉を営む榊。
圭介という従業員と二人だけの運送屋だが、訳アリの人を運ぶ〈逃がし屋〉としての裏稼業を営んでいる。
そんな〈トナカイ運送〉には今日も怪しげな依頼が・・・。
二人だけの運送屋〈トナカイ運送〉の裏稼業は、訳アリの人を運ぶ逃がし屋。
経営者の榊がなぜ〈逃がし屋〉をしているのか。
そしてその相棒の圭介はなぜ榊の元で働いているのか。
凸凹コンビの二人のやり取りはコメディのようなものの、ドタバタ劇とまではいかないのは、榊の心の奥底にある罪の意識のせいでしょうか。
その辺の事や圭介の過去など、もう少し深く描いてくれると二人の事がより感情移入できて、彼らが単なる逃がし屋で無く、人情溢れる様子にももっと感動できたかも。
それでも今後シリーズ化されるとしたら、色々と面白くなりそうな気配がします。
ハードボイルドチックで、少しダークで、そして少しハートフルな連作短編集でした。
