『接触』 クレア・ノース | 固ゆで卵で行こう!

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接触 (角川文庫) 接触 (角川文庫)
クレア・ノース 雨海 弘美

KADOKAWA 2018-05-25
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〈ゴースト〉は誰かに接触する事でその人に乗り移り、それを繰り返す事で永遠に生きれる存在。

ケプラーと呼ばれる〈ゴースト〉は、突然何者かに襲われ宿主が殺されるが辛くも別人に乗り移って難を逃れる。

 

 

人に接触する事で、その人を宿主として憑依する事ができる〈ゴースト〉と呼ばれる存在。

 

他人に乗り移れば永遠にも生き続ける事ができる〈ゴースト〉だけれど、ケプラーと呼ばれる主人公は何者かに襲われ宿主を殺された事から、誰が何のために襲ってき、なぜ宿主が殺される事になったのかを真相を追う様子が描かれる冒険SF小説。

 

それは時に過去に寄生した際の物語が挿入され、いったいどのような結末に向かうのか、徐々に緊張感を高めながら進みます。

 

その中で主人公の〈ゴースト〉は他の〈ゴースト〉の為に、宿主を見付けるコーディナーターとして働いていたり、自身もまた宿主の協力を得て、ギブアンドテイクの関係を築いたりしている点が、〈ゴースト〉たる主人公を人間らしく見せていたりします。

 

主人公が真相を求めて世界各国を飛び回りますが、決して派手な展開ではないものの、孤独な存在である〈ゴースト〉を通じ、生きる事と愛するという事を考えさせる物語でした。