2018年8月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1995
ナイス数:214

逃がし屋トナカイ (実業之日本社文庫)逃がし屋トナカイ (実業之日本社文庫)感想
二人だけの運送屋〈トナカイ運送〉の裏稼業は訳アリの人を運ぶ逃がし屋。榊がなぜ逃がし屋をしているのか。そしてその相棒の圭介はなぜ榊の元で働いているのか。二人のやり取りはコメディのようなものの、ドタバタ劇とまではいかないのは、榊の心の奥底にある罪の意識のせいでしょうか。その辺の事や圭介の過去など、もう少し深く描いてくれると二人の事もより感情移入できたかと思いますが、今後シリーズ化されるとしたら、色々と面白くなりそうな、ハードボイルドチックな少しダークで少しハートフルな連作短編集でした。
読了日:08月29日 著者:名取 佐和子
真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)感想
勘違いから〈漁師〉のもとで始末屋となったものの、殺し屋となりきれない事から大金をもって逃げ出したウルフと名乗る主人公が、逃亡先の田舎でその街に住むサーミ人の母息子と出会い、運命が変わっていく物語。「その雪と血と」と同じ世界ですが、前作とは対比するような物語でありつつ、違った魅力で胸がいっぱいになります。喧嘩も弱い主人公が逃亡先で得た強さはやはり愛、ですね。
読了日:08月25日 著者:ジョー ネスボ
春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)春はまだか くらまし屋稼業 (時代小説文庫)感想
〈くらまし屋稼業〉シリーズ2作目。くらまし屋七箇条と自ら定めた掟を破り、一人でくらましを行う平九郎。しかしそう簡単にはくらます事ができず、手助けを乞う事に・・・。今回はチームで行動しないためと、今回で登場する人物達が今後も助けてくれる存在になりそうであったりと、まだこのシリーズの紹介的な印象も受けました。次巻あたりから平九郎の本当の目的などが少しずつ描かれていきそうな予感です。
読了日:08月20日 著者:今村翔吾
風に恋う風に恋う感想
高校の吹奏楽部を舞台にした青春小説。物語は基という少年と、吹奏楽部をコーチする事になった部のOBである瑛太郎の二人を軸に描かれます。1年生でありながら部長に抜擢された基の純粋さは、部にどのような影響を与えるのか。そして瑛太郎が抱えてきた悩みや不安が、部員たちへの指導の中でどう昇華されていくのか。それぞれが正解の無い答えのようなものを掴んでいく様子に何度も涙しそうなりました。「明日の自分のために生きろよ」との言葉を受け止める事が出来れば、きっと・・・
読了日:08月15日 著者:額賀 澪
くらまし屋稼業 (時代小説文庫)くらまし屋稼業 (時代小説文庫)感想
気になってた作家さんの新シリーズ1作目。銭を積めば必ず逃がしてくれる〈くらまし屋〉の活躍を描いておりますが、1作目という事で、くらまし屋とは何か、そしてその面々の紹介を兼ねた内容となっております。その中で主役の平九朗の剣の強さが描かれる場面では痺れます。何故、平九朗が晦まし屋となったのかなどの謎をこれから軸に描かれていきそうで、既にシリーズ2作目も出版されたところなので、続けて読んでいきたいです。
読了日:08月10日 著者:今村翔吾
あなたを愛してから (ハヤカワ・ミステリ1933)あなたを愛してから (ハヤカワ・ミステリ1933)感想
プロローグ、主人公のレイチェルが愛する夫を撃ち殺す場面から始まります。果たしてレイチェルが夫を撃つようになるまで何があったのか。前半はレイチェルの人生を描いているのですが、レイチェルが経験した事があったからこそ、後半のレイチェルの絶望や疾走が活きています。レイチェルが絶望から真相に辿り着いた後も、自分自身が何者であるのか、どうあるべきなのか問い続けながらも、胸の奥底にあるたった一つの真実を受け入れようとするラストも余韻が残りました。
読了日:08月08日 著者:デニス・ルヘイン

読書メーター

 

 

 

 

とにもかくにも暑かった8月は6冊読了。

 

デニス・ルヘインの新作が読めたのが何より嬉しかったですが、国内作品では今村翔吾の〈くらまし屋稼業〉が今後楽しみなシリーズとなりました。

 

 

9月は購入済みのマーク・グリーニーの〈グレイマン〉シリーズの新作を読むのが楽しみ。

 

そして・・・五條瑛の〈鉱物〉シリーズの短編集「Analyst in the Box 1」が楽しみ過ぎます!

こちらの情報を教えて下さったrascalさんに感謝です!